ブチャラティ
着いたぞ
ブチャラティ
皆、今日からここに泊まる
ブチャラティ
いいな
ピノ・ノーテル
はい
フーゴ
はい
トリッシュ
…
ミスタ
はい
ナランチャ
はぁい
アバッキオ
はいよ
ジョルノ
はい
ピノ・ノーテル
…(この男装もいつまで続くか…
ピノ・ノーテル
(あれからだったよな…私が男装を始めたのは…
ピノは昔
性的暴行を親からされていた
ピノ・ノーテル
ごめんなさッッ…許して…(泣)
母親
うるさいッッお前がいると目障りなんだよ!
母親
あんたのせいで
母親
あんたのせいでッ!
ピノは何を言っているのか意味が分からなかった
その夜
ピノ・ノーテル
お父…さん?
ピノ・ノーテル
何…これ
ピノ・ノーテル
離してよッ!
父親
はぁはぁ…
父親
てめぇ…色目使いやがって…こっちのみにもなれってんだよ
ピノ・ノーテル
…は?
ピノ・ノーテル
色目?
ピノ・ノーテル
色目なんか使って…ッ
父親
うるせぇ!
父親
黙って俺の言うこと聞いてりゃいいんだよッ!!
ピノ・ノーテル
離してよッ!
ピノ・ノーテル
こんなこと私したくないッ!!
ピノ・ノーテル
ヤダッ!やめて!
父親
はぁはぁ…
それから時が経ち…
ピノは男装をするようになった
ピノ・ノーテル
…
母親
ピノ、今夜どぉ?♡
ピノ・ノーテル
…無理…です…
母親
そぉ?悲しいなぁ…
父親
チッ
父親
色目使いやがって…
父親
きめぇんだよ
男装をしても
同じことが繰り返されるだけだった
ピノ・ノーテル
(男装すれば、少しは変わると思ったのに…
ピノはこの時、全ての人間が黒く見えていた
父親
おいッ!なんで最近俺に相手してくれねぇんだよッッ!
母親
うるさいッ!
母親
あんたのは小さいんだよ!
父親
はぁ!?
父親
…そうだ…
父親
そもそもピノがいるからこんなことになったんだ…
ピノ・ノーテル
…え?
父親が包丁をもちピノに近づいてきた
その時
ピノは直感で察した
命が危ういと
ピノ・ノーテル
ッッ!
ピノ・ノーテル
やめてッ!
ピノは咄嗟に家から出ていった
ピノは咄嗟に走った
あいつらに捕まらないようにと
ブチャラティ
おいそこの坊や
ブチャラティ
傘もささずに何突っ立ってんだ
ピノ・ノーテル
!?
そこに、行くあてもないピノを救ってくれたのはブチャラティだった
ブチャラティ
親御さんに怒られるぞ
ピノ・ノーテル
…俺に、親なんて居ない
ブチャラティ
…居ないだと?
ブチャラティ
なら何故ここに…
ピノ・ノーテル
…親に殺されそうになったからここに逃げてきた
ブチャラティ
…そうか…
ブチャラティ
ならお前、うちに来るか?
ピノ・ノーテル
…は?
この時、ブチャラティだけが唯一色がついて見えていた
初めての人間の色
それに驚いたピノ
ピノ・ノーテル
…(色がついてる…この人…体目的じゃないの…?
ピノ・ノーテル
…着いてく…
ピノ・ノーテル
だけど、、これだけは誰にも言わないで
ブチャラティ
?
ピノ・ノーテル
俺は、
ピノ・ノーテル
いや、私は女だということ
ブチャラティ
男装…なのか?
ピノ・ノーテル
…あぁ
これで終わります!
それじゃ、バイちゃ!