神谷涼
(本当は前から疑っていた。あの資料室で雛菊瑞稀のデーターを見た時、実験体と書いていなかった時だ。おかしいと思った。)
神谷涼
(でも最初は実験体にできなかっただけかと思ったがそれは違った。)
神谷涼
(なぜならあいつの洗脳を俺も受けたからだ。精神がぶっ飛んで震えがとまらならかった。それなのに1番近い瑞稀を実験体にしないなんてことはないと言うことだ。)
神谷涼
(だからもうひとつの可能性を考えた。)
神谷涼
(僕もぶっ飛んでいると思ったがどうやら当たりらしい。)
神谷涼
(それは副会長でさえコマでしかないということだった。)
神谷涼
(哲平も少し疑ったが瑞稀が俺には不自然にしか感じられなかった。でも信じたくなかった。)
神谷涼
(だから実際どうなのか探った。瑞稀は内気ででも意思が強くてそして優しい。そんな彼女の裏を)
神谷涼
(彼女がいじめられてた時俺は一瞬意識が飛んだ。)
神谷涼
(そして気付けば、、、)
俺はあいつになっていた。
神谷涼
(あいつになっていた事を瑞稀が隠したということはやっぱり、、、)
神谷涼
(瑞稀が俺を殺す理由はひとつ思い浮かんだ。それはあいつと変わって俺は瑞稀を殺す。生きるために瑞稀は俺を殺す。)
気付けばポロポロと涙を流していた。
そして俺に気づかない瑞稀は俺を探しに歩いて行った。
神谷涼
(俺は、、、)
神谷涼
(死にたくない!でも!!)
俺は走った。
全速力で
神谷涼
瑞稀!!
雛菊瑞稀
!!
雛菊瑞稀
どうしたの?涼君?!
神谷涼
俺は、、、君のためなら、、、
神谷涼
君のためなら死ねる!
俺は瑞稀のポケットから光るものを無理やり取りそのまま自分の腹へ刺した。