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はい、みなさんどうも
最近ヒロアカにハマってしまい、始めてヒロアカの腐向けを書いてみました。
めちゃくちゃ溜めてるストーリーあるのに
自分勝手ですみません。
あと今回は轟出です
〜設定〜
出久 ・緑の国に住んでいる ・花が好きで小さい頃に見つけたお花畑に遊びに行くことが多い
焦凍 ・炎の国に住んでいる ・炎の国の王の跡継ぎ ・もう既に王子だということは炎の国全体にはバレている ・顔面良すぎ
※腐向けです
※死ネタ要素あります
誤字・脱字はお許しください
尚、批判は受け付けません
ムリだと思ったらback
ではスタート
昔々、大きなひとつの国がありました。
その国には双子の王がいて、とても幸せに暮らしていました
皆、王を信頼し尊敬していました。
だが突然ある日
双子の王が喧嘩をしてしまいました
片方は自然を大切に
だがもう片方は美しさを大切に
前者は自然を守りたい
後者は美しい花を手に入れたい
2人は意見が噛み合わず国民を巻き込んだ喧嘩を始めた
結果、勝敗が決まらず
話し合いをした結果
2つの国に割ることにしました。
国を行き行きするのは許されない
だがある日、1人の少年が…
炎司(王)
焦凍
炎司(王)
炎司(王)
焦凍
炎司(王)
焦凍
焦凍
炎司(王)
焦凍の父が何かを言いかけたが
焦凍はそれを無視し、イライラを晴らすため外へ足を運んだ
炎司(王)
焦凍
焦凍はさっきのを思い出し、舌打ちをした
そして小枝を踏みながら道を歩いていく
焦凍
焦凍は小さい頃から王の跡継ぎとして色々な稽古をしてきた
遊ぶことは許されず、友達もいない
最近になって、やっと外に出られたくらいだ
ふと、空気が変わった
違和感を感じ前を見ると
崩れかけのトンネルがあった
確かここは''緑の国''とやらへ繋がる場所だ
行ってはダメだとは分かっているが好奇心が勝ち、つい入ってしまった
するとそこに広がるのは
焦凍
見たことがないほど綺麗な花が沢山咲いていた
綺麗な小鳥の鳴き声も聞こえ
自然と力が抜ける
驚きで突っ立っていると
前に人がいるのが見えた
花に紛れて座っている
後ろ姿しか見えないがどうやら花を観察しているようだ
焦凍がつい視線をずっと向けると
その視線を感じ取ったのか深緑色の髪をした少年が振り返った
その瞬間なぜかドキリとした
綺麗な翡翠色の大きな目
その目に吸い込まれそうになる
意識を戻すとその少年が近づいてきていた
焦凍
出久
目の前に来て話しかけられた
どうしていいか分からず下を向いているとまた口を開き、問いかけた
出久
静かに頷く
出久
出久
焦凍
唐突に言われた
出久
こいつも同じか…?
出久
出久
焦凍
焦凍
焦凍
少年のことが気になり、受け入れた
彼の名は出久だと言う
毎日ここにきて色々な花を調べているらしい
時にはきれいな花を栞にしたり
絵を描いたりしている
……らしい
出久が話終わったあと
俺も自分の事情を話した
''炎の国から来た''ことは言わずに。
最初は出久は驚いていたが
真剣に、時々相槌を打ちながら話を聞いてくれた
そして話終えると
そいつは静かに微笑んで
声をかけてくれた
あれから毎日ここに来た
出久に会うために
出久に会ってから稽古もきちんとした
まだ親父のことは好かないが
前よりかは上手くやっている
出久に今日会った出来事や驚いたこと
気になったことや
…出久自身のこと
色々なことを話していくうちに
……俺は
出久
焦凍
出久
出久
焦凍
出久に見せられたのは今までに見たことがないような花だった
赤色と白色が混ざっていて綺麗だと思った
俺はそれを手に取った
出久
そして出久の髪の横にかけた
焦凍
俺がそう言って口を緩ますと出久は首から耳まで真っ赤に染まって
出久
と、呟いた
何がだろう?
俺はそう疑問に思ったがその姿が可愛すぎて口を閉じた
だがそんな日が毎日続くとは限られない
焦凍
俺は親父に呼ばれた
炎司(王)
炎司(王)
焦凍
俺が部屋を出るために扉に手をかけた
炎司(王)
が、名前を呼ばれ手を止めた
焦凍
炎司(王)
焦凍
炎司(王)
炎司(王)
炎司(王)
炎司(王)
焦凍
焦凍
だが親父は首を横に振った
炎司(王)
炎司(王)
炎司(王)
そう言われ、俺は目を見開いた
相手の国って、出久の国のことだよな?
戦争なんて起きたら出久と会えなくなってしまう
俺は焦って親父の部屋から出てそこへ向かった
タッタッタッ
焦凍
俺は大きな声で名前を呼んだ
だが…
焦凍
いつもいるはずの出久がいない
もう帰ったのだろうか?
俺はそう思い、明日また来ることにした
だが次の日もいなかった
その次の日も次の日も
いくら出久を想って待っていても
人が来る気配がしなかった
なぜだろう
出久の国に何かあったのか?
もう何か始まっているのか?
嫌な妄想ばかりが俺の頭を占めていく
頼むから
俺は
焦凍
今日は等々俺が王になる日
あれから出久はずっと来ていなかった
不安と悲しみで俺の心が落ち着かない
こんなの既に王として失格じゃねぇか
…これが終わったら本当に戦争が始まるのだろうか
モヤモヤしたまま俺は前へ進んだ
ついにこの日が来た
今日も出久に会うために行ったがいなかった
このまま戦争を始めていいのか
相手の王なんて誰かも知らない
今、俺は家来を連れて相手の王を待っている
大臣(敵)
俺はその声を聞き振り返った
焦凍
嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ!
焦凍
なんでよりにもよって
相手が
出久
出久なんだよ!
驚いて一瞬だけ目が合ったがそれ以降ずっと下を向いていた
こっち見ろよ…
もしかして俺が敵だって分かっていたのか?
俺がショックを受けていると
なんの挨拶もなく
戦争が始まった
炎が燃える中
俺は相手を倒していく
剣をもって襲いかかるやつを今までしてきたこと全てを使って倒していく
だが戦っているあいだにもあいつのことが頭に残っている
まだ生きているのだろうか
当たりを見渡すとあるものが目に入った
焦凍
親父が誰かと戦っている
あれは…
出久だ
ごめんね、焦凍くん
会った時から相手の国の人だって分かってたよ
でも僕は友達が欲しかったから敵でも仲良くしたかった
だけどこんな結果になるなんて思わなかった
こんなに苦しくなるなら初めから話しかけなきゃよかった
今頃、焦凍くんはどう思っているのかな
目の前の相手の王を見てそう思った
そしてどこからか分からない初めのベルが鳴って
剣を振りかざしたその時
キシン!
誰かが僕の振りかざした剣を止めた
炎司(王)
焦凍
焦凍
出久
俺は大っ嫌いな親父を庇った
出久と話がしたかったのだ
そして俺たちは距離をとった
焦凍
焦凍
出久
焦凍
焦凍
出久
焦凍
出久
出久
焦凍
焦凍
出久
焦凍
焦凍
焦凍
出久
出久
焦凍
出久
出久
出久
出久
震える声が俺の耳に響く
出久…お前も同じだったのか
出久
出久
ドクッ
俺は心臓が跳ねた
戦う?出久と?
そんなの嫌だ
焦凍
焦凍
出久
出久
出久が何かをいいかけたその時
バァン!!!
大きな爆発音が聞こえた
気がつくと炎がさっきよりでかくなって
人も少なくなっていた
焦凍
そして出久を視線で探した
焦凍
焦凍
そして深緑色の髪が目に入った
焦凍
焦凍
俺は急いで立ち上がり出久の元へ駆け寄った
焦凍
出久
さっきの爆発で俺たちは飛ばされた
とくにこいつの方が近かった
出久
出久
出久
頭から血を流して起き上がろうとする出久を抱きしめた
焦凍
出久
出久
焦凍
焦凍
出久
出久
出久
俺だって同じだ
どれだけ出久のことを想ったか
溢れそうな涙を頑張って堪える
そして決めた
焦凍
焦凍
出久
焦凍
焦凍
出久
焦凍
出久がいう
出久
焦凍
言葉に被せて叫んだ
あぁ、そうか
この不安や悲しみ
たまにドキリとする心臓の音は全て…
焦凍
そう俺がいうと出久が目を見開いた
そしてこう言った
出久
出久
出久
焦凍
焦凍
焦凍
このセリフ…
出久
出久
そう言って顔を歪める
出久
出久
そういうと出久はぐったりした
出久
優しい微笑みを残して。
焦凍
俺はその言葉でもう限界だった
溜めていた涙が全て溢れ、泣き叫んだ
そして、強く強く抱きしめた