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如月 結衣

私は人気(ひとけ)のないこの路地裏にやってきていた

如月 結衣

それはなぜか

如月 結衣

如月 結衣

「入院中のか弱い女の子を突然呼び出すなんて相変わらずひどいことをするんだね」

如月 結衣

「……社長」

如月 結衣

私がそう言うと同時にその男は姿を見せ…

社長

「悪かったよ、だからそうカリカリするなって」

如月 結衣

「そんなこと言ったって不満の一つや二つは出るからね」

如月 結衣

「そもそもお見舞いにすら来なかったし」

社長

「ん?来た方が良かったか?」

如月 結衣

「いや、来たらそれはそれでうざいからいいんだけどさ」

如月 結衣

「でも稼ぎ頭(かせぎがしら)の私が入院したってのにお見舞いにも来ない事務所の社長なんかこの世の中にいるのかなって」

社長

「とんでもない皮肉ばっかだな」

社長

「昔はあんなに俺に対してペコペコしてたのに今じゃこんなにも…」

如月 結衣

「昔話しに来たなら私は帰るよ」

社長

「悪かったよ、そんじゃ本題に入るか」

如月 結衣

「ほぼ脅迫みたいな文で私を呼び出した理由を聞かせてもらうよ」

如月 結衣

私は嫌味を言ったが社長はそんな私を無視して話し始めた

社長

「単刀直入に聞く」

社長

「柊綾人のレンタル彼女をやめてくれないか?」

如月 結衣

「!?!?」

如月 結衣

私は突然のその言葉で驚きを隠せなかった

如月 結衣

「な、なんでですか?」

社長

「正直これだけは避けたかったんだがな…いいか結衣、落ち着いて聞いてくれよ」

如月 結衣

「う、うん…」

社長

「お前があの男のレンタル彼女になってから数ヶ月経った後、俺たちの会社は極秘でとある調査を行ったんだ」

如月 結衣

「調査?」

社長

「あの男はどうやら一人で会社を経営してるらしいな」

如月 結衣

「うん、あやと君が一人で仕事全部やってるって言ってたね」

社長

「だがうちの会社の中でとある話が出てな。たった一人で会社を回してそれで三億を軽く出せるほどの収入を得るなんてほぼ不可能なんじゃないかってな」

如月 結衣

「でも実際あやと君は一人で頑張ってたよ。だから不可能なわけが…」

社長

「"ほぼ"不可能といっただろ?」

社長

「そしてうちの会社の中で一つの疑惑が出たんだ」

如月 結衣

「疑惑…?」

社長

「あぁ、それがな…」

社長

「柊綾人は詐欺をやっている疑惑だ」

如月 結衣

「まさか!!あやと君はそんなことする人じゃない!!」

社長

「その時はあくまで疑惑だ」

社長

「それで極秘の調査で柊綾人の周辺を回ったらな、裏の世界の人と繋がっていることがわかったんだ」

如月 結衣

「嘘…あやと君が…」

社長

「その裏の人の表の顔は探偵らしいが、裏ではその探偵業で入手した情報を高額で売っているそうだ」

社長

「柊綾人はどうやらそこから情報を買って様々な人に対して詐欺を働いているらしい」

如月 結衣

「嘘…でしょ…」

社長

「まぁ結衣がそのことに気づいてないってことは恐らく裏の顔は誰にも明かさないようにしてるんだろうな」

如月 結衣

「……」

社長

「確かにお前が信じたくない気持ちはわからんでもない。でも、残念ながらあの男はそういう人間だったんだ」

社長

「もしもどうしても信じられないって言うなら後でその調査の結果をまとめた調査書を送ろうか?」

如月 結衣

「それは本当に間違いないの…?なんかの間違いっていう可能性はないの…?」

社長

「あぁ。本当に残念だが間違いない。ちゃんとした証拠が出てるんだ」

社長

「本当はこのことを伝えずにやめさせようとも思ったが、一年くらい結衣は柊綾人のもとでレンタル彼女としてやってくれてたから何も言わないわけにはいかないと思ってな」

如月 結衣

「そう…ですか…」

社長

「この話を踏まえてだ」

社長

「結衣、柊綾人のもとでのレンタル彼女はもう終わりにしてくれ。俺は会社の代表として、部下を、結衣を守る責任があるんだ」

社長

「払われたお金のことは俺がなんとかする。それに俺はこれ以上詐欺の被害を出さないためにもこのことを警察に言おうと思ってる」

社長

「結衣、お前をもうこれ以上巻き込むわけにはいかない。だからこそもう一度言う。柊綾人のレンタル彼女をやめてくれ」

如月 結衣

如月 結衣

私は言葉が詰まった

如月 結衣

あまりにもその事実が信じられなくて…そしてショックで…

如月 結衣

でも受け入れるしかなくて…

回想(13話参照)

柊 綾人

「…俺はいつでもお前の味方だからな」

回想終了

如月 結衣

如月 結衣

「お断りします」

社長

「!?!?」

社長

「な、なに言ってんだよ結衣!」

如月 結衣

「一年一緒に過ごしてきたからこそわかるの」

如月 結衣

「あやと君は絶対そういうことはしない」

如月 結衣

「あやと君は誰よりも優しくて思いやりがある人だよ。だからそれは絶対間違いだよ」

社長

「間違いなんかじゃねぇ。証拠だってあるんだ。」

如月 結衣

「それでも私はあやと君を信じてる!!」

社長

「いい加減にしろ結衣!!お前を巻き込まないためにも言ってるんだぞ!」

社長

「それにお前が拒否しても俺は強制的にレンタル彼女を終了させることだってできるんだぞ!こうやってわざわざ言っているのもお前のためなんだからな!」

如月 結衣

「それでも構わない!!!私はあやと君本人の口から聞くまでそのことは信じない!」

如月 結衣

「それに巻き込まれたって構わない。もしそれが本当だったとしたら私はあやと君を説得して一緒に警察のところに行く。それがレンタルだとしても彼女としての責任だよ」

社長

「いい加減にしろ!バカなことを言うな!普通の彼女とレンタル彼女は別物だ!!レンタル期間が終了したらお前は赤の他人だ!」

社長

「お前にはちゃんと詳細は伝えた。あとはこっちでレンタル彼女の契約を終了させるからな」

如月 結衣

「別にしたかったら勝手にすれば。私はもう決めたから」

社長

「決めたって何をだ?」

如月 結衣

「私はレンタル彼女をやめる」

社長

「は!?な、なに言ってんだよ!」

如月 結衣

「なにってそのままの意味だよ。私はレンタル彼女をやめる。それであやと君と関わればもう赤の他人だなんて言えないよね?」

社長

「お前自分が何を言っているのかわかっているのか!」

如月 結衣

「わかってて言ってるんだよ」

社長

「結衣、お前あの男になにを吹き込まれた!?なにか脅されてるのか?」

如月 結衣

「なにも吹き込まれてもないし脅されてもないよ」

如月 結衣

「ただ、この一年あやと君と過ごしていく中で段々とあやと君の良さというか彼の魅力を感じるようになったって感じだね」

如月 結衣

「私はあやと君のことを信じてるしあやと君も私のことを信じてくれてる。だからこそ私は裏切るようなことはできない」

如月 結衣

「あやと君のレンタル彼女をやめさせるんだったら私はレンタル彼女自体をやめるよ」

如月 結衣

「もうこれ以上話すことなんてないよね。あとはもう好きにしていいよ。私も私なりに好きにするから」

如月 結衣

そう言い社長に背を向け私は歩を進めた

社長

「良いのか結衣」

社長

「お金がないと困るんじゃないのか?」

如月 結衣

「それってどういうこと」

社長

「お前の姉の手術費を稼がなくちゃいけないんじゃないのか?」

如月 結衣

「…それはあなたには関k…」

如月 結衣

「ちょっと待って」

如月 結衣

私は社長の方へと振り返り言った

如月 結衣

「なんであなたがそのこと知ってるの?」

社長

「あ?」

如月 結衣

「私はあなたにそれを言ったことはないはずだよ」

社長

「いや、それは…」

如月 結衣

「このことを知ってる人は本当にわずかだよ。ねぇ、なんで知ってるの?」

社長

如月 結衣

「誰から聞いたの!?ねぇ、教えて!!」

社長

社長

「…はぁ」

社長

「本当はこうしたくなかったんだけどな」

如月 結衣

社長はそう言葉を漏らすと同時にポケットから何かを取り出そうとした

如月 結衣

「ねぇ。何やろうとしてるの」

社長

「予定が変わったんだ。悪く思わないでくれよ」

如月 結衣

社長はそう言うと同時にポケットから拳銃を出し銃口を私に向けた

如月 結衣

「な、なんで…」

社長

「最後だし全部教えてやるよ」

社長

「なぜお前の姉のことを知ってるか?そんなもん簡単だよ。俺がお前らを襲うように依頼したんだからな」

如月 結衣

「な、なんで…あなたが…」

社長

「なんでかって?んなもん金のためだろ」

社長

「お前もお前の姉も容姿がいい。だからこのレンタル彼女という商売なら成功すると思ってスカウトしたんだ。だがお前ら姉妹はそろって断った」

社長

「だが何としてでもお前らを雇いたいと思って俺はお前らのことをいろいろと調べた」

社長

「そしたらどうやらお前ら親がいないらしいな。俺はそれに目を付けた」

社長

「この歳で親がいないということは金に余裕がない。だから俺はお前らが何が何でも金を稼ぎたくさせようと考えた」

社長

「それで俺は考えついた。お前らのどっちかを怪我させればその怪我を治すために死ぬ気で金を稼ぐだろうなと」

如月 結衣

「じゃ、じゃああの事故はもしかして…」

社長

「あぁ。俺が仕組んだものだ。そしてつい数日前のあの事故、あれも俺がお前を殺すために仕組んだものだ」

社長

「だが、あれは失敗した。だからあの時予定を変更したんだ。ターゲットを変えて柊綾人を殺すと」

社長

「そしてお前にはまた別の人のレンタル彼女として稼いでもらおうと思ってた。だがもうこうなった以上それはやめだ」

如月 結衣

「じゃあさっき言ってたあやと君が詐欺をやってるっていうのは」

社長

「あぁ。でっちあげだそんなもん。お前に色々知られると面倒だから正当な理由で柊綾人のレンタル彼女をやめてもらおうと思ってたんだがな。まさか結衣、お前がそこまであの男を気に入ってるとは思わなかったぞ」

社長

「まぁ長話はここまでだ。悪いな結衣、これを知られちゃもう生かすことはできないんだ」

如月 結衣

社長はそういいながら引き金に指をかけ…

社長

「じゃあな、ご苦労だった」

バンッ!!!!!

 

柊 綾人

「証拠は揃ったな」

如月 結衣

刹那、聞き馴染んだ声が聞こえ私が目を開けると…

如月 結衣

目の前に私がずっと信じていた男、あやと君が社長の腕を掴み銃口を上にあげていた

社長

「お、お前は」

柊 綾人

「俺のこと知ってるんですか、いつも結衣がお世話になってます」

社長

「お、お前、手放せ」

柊 綾人

「その拳銃離してくれたらいいですよ」

社長

柊 綾人

「まぁそりゃあ離す気ないでしょうね」

社長

「拳銃持ってる人相手に一人で勝てると思ってんのか?」

柊 綾人

「いや、さすがにそれは勝てないですね。ただ俺は一人で乗り込むアホではないってことは言っておきますね」

社長

「は?一体何を…」

天音 未央

「私の裏の顔がなんだとか言ってたみたいだけどよぉ」

社長

後ろの方から声が聞こえ…

天音 未央

「私は裏表がない探偵だぞ」

社長

「んな!?」

柊 綾人

天音さんはそう言うと同時に社長の持っていた拳銃を奪ってから投げ捨て、そのあと社長を投げ飛ばした

天音 未央

「危ない現場は慣れてるからな。こんなもん朝飯前だぜ」

社長

「なんで…お前らが…ここに…」

天音 未央

「結衣が消えたと聞いて急いであんたのことを探して尾行したんだ」

柊 綾人

「今回のことを答え合わせしたいと思ってな」

柊 綾人

「天音さんに調べてもらったけど、結衣の姉の手術に高額な請求を仕組んだのはあなたですよね?」

社長

天音 未央

「否定しようがしまいが証拠があるからな」

柊 綾人

と天音さんは社長を縛り上げながら話した

如月 結衣

「それじゃあお姉ちゃんは…」

柊 綾人

「高額な手術費というのは完全な嘘だ。それに回復していってるとも聞いたぞ」

如月 結衣

「そっか…良かった」

柊 綾人

俺は縛られた社長の方に目を向け言った

柊 綾人

「金目的のために結衣を、結衣の姉を傷つけたあんたを俺は許すことはできない。今警察を呼んでるがこれだけ言っておく」

柊 綾人

「俺にも、結衣にも、俺と結衣の周りの人間にも二度と近づくな」

社長

「……」

柊 綾人

「結衣、警察に社長を受け渡していいよな?」

如月 結衣

「うん、でもその前にいい?」

柊 綾人

「うん、良いけどどうした?」

柊 綾人

俺がそう返事をするとともに結衣は社長にの方へと歩き出し、落ちている拳銃を拾って…

カチャ

柊 綾人

「!?」

天音 未央

「!?」

如月 結衣

「私もあなたを許さない」

柊 綾人

そう言いながら結衣は銃口を社長の方へと向けた

如月 結衣

「私だけじゃなく、お姉ちゃんやあやと君にまで手を出して…危険な目に遭わせて…許さない」

社長

「や、やめてくれ!殺さないでくれ!」

柊 綾人

「ゆ、結衣!拳銃を下ろせ!」

如月 結衣

「……」

コトッ

柊 綾人

結衣は拳銃を落とし…

如月 結衣

「前に言ったよね。私はあなたとは違うって」

如月 結衣

「自分の目的のためだったら人殺しだろうがなんでもするあなたとは違う」

如月 結衣

「私はこれから普通の人生を歩む。二度と私に、私たちに近づかないで」

社長

「……」

ウ〜〜〜

柊 綾人

「お、警察が来たな」

天音 未央

「だな、長い長い事情聴取の始まりだな」

柊 綾人

「結衣はどうする?病み上がりだし今日はもう帰っても良いけど」

如月 結衣

「ううん、大丈夫。私も一緒に行くよ」

柊 綾人

「わかった。そんじゃ行くか」

柊 綾人

そうして間も無く警察が到着し社長は逮捕、俺たちは事情聴取を受けるのだった

※背景の画像よりも時間は遅いものだと考えてください

柊 綾人

今は午後の9時くらいだろうか

柊 綾人

俺は事情聴取を終え警察署から出てきたのだが

如月 結衣

「お疲れ様、あやと君」

柊 綾人

聞き馴染んだ声が聞こえその方向に目を向けると…

如月 結衣

「やっほー!」

柊 綾人

「結衣、先に終わったんじゃなかったのか?」

如月 結衣

「まぁそうだけど一緒に帰りたいなって思って待ってた!」

柊 綾人

「そうなのか、早めに言ってくれれば少しは早く終わらせたかもしれなかったのに…」

如月 結衣

「ううん、いいんだよ。私が勝手に待ってただけだからさ。ほら、それよりもさ、帰ろ?」

柊 綾人

「あぁ、そうだな。帰るか!」

柊 綾人

そうして俺たちは帰路を辿った

柊 綾人

「なんかさ、こうやって二人で歩くのって久しぶりだよな」

如月 結衣

「たしかに。私入院してたからね」

柊 綾人

「ていうか体の方はもう大丈夫なのか?」

如月 結衣

「うん。全然平気だよ!」

柊 綾人

「そっか。ならよかった」

如月 結衣

「ねぇあやと君」

柊 綾人

「ん?どうした?」

如月 結衣

「さっきは助けてくれてありがとね」

如月 結衣

「あの時はもう本当に無理だって思って…でもあやと君たちが助けてくれて…」

柊 綾人

「なーにあれくらい当然だよ。それより結衣に怪我がなくてよかったよ」

柊 綾人

柊 綾人

「今話すべきかどうかあれなんだが、一つ聞いてもいいか?」

如月 結衣

「うん、なんでもいいよ!」

柊 綾人

「結衣はこれからどうするつもりか決めてるのか?」

如月 結衣

「これから?」

柊 綾人

「あぁ、今回の件でまぁ、レンタル彼女はもうなくなった…ってことだろ?だからどうするのかなって…」

如月 結衣

「そっか。確かに私はもうレンタル彼女じゃないもんね」

如月 結衣

「それならとりあえず仕事と住む場所を新しく見つけなくちゃなぁ……」

柊 綾人

柊 綾人

「なぁ結衣…」

如月 結衣

「うん?なーに?」

柊 綾人

「仕事なら俺のところでやらないか?」

如月 結衣

「あやと君がいいならぜひ雇ってほしい!!」

柊 綾人

柊 綾人

「それとさ…」

如月 結衣

「…ん?」

柊 綾人

「もしよかったらこのまま俺の家に住み続けないか?」

如月 結衣

「え…!?」

柊 綾人

「お前と出会ってからの毎日は俺にとってかけがえのないものだった。毎日が楽しかった」

柊 綾人

「こんな日がずっと続いてほしかった」

柊 綾人

「時には言い争ったり、喧嘩したり、そんなことがあったけど、それを踏まえても今となっては結衣と出会ってからのこの日常が全部幸せな思い出なんだ」

柊 綾人

「いつの間にか俺は結衣のことをレンタル彼女ではなくて、別の見方をしてたんだ」

如月 結衣

「別の見方…?」

柊 綾人

「あぁ、それにな」

柊 綾人

「結衣と共に生活していく中で結衣のことをもっと知りたいって思うようになったんだ」

柊 綾人

「もう今回の件で結衣は俺のレンタル彼女じゃない。俺のもとから離れても文句を言う人は誰もいない。結衣がどんな選択をしようがそれは結衣の自由だ」

柊 綾人

「それを踏まえたうえで答えてくれ結衣」

柊 綾人

「俺は結衣のことが好きなんだ。大好きなんだ」

柊 綾人

「誰よりも大切にする。絶対に幸せにする」

柊 綾人

「だから結衣。これからは俺のレンタル彼女じゃなくて本物の彼女になってくれないか?」

 

 

如月 結衣

「うん!!もちろん!!」

如月 結衣

「私もあやと君のこと大好き!!!」

如月 結衣

私はそう言いながらあやと君の、この世で最も愛しい人の胸に飛び込んだ

柊 綾人

「結衣…ありがとう」

柊 綾人

俺はそう言いながら結衣の頭を撫でた

柊 綾人

すると結衣は顔を上げ微笑みながら言った

如月 結衣

「ねぇあやと君…」

柊 綾人

「ん?なんだ?」

如月 結衣

『ちゃんと一生分、幸せにしてね?』

柊 綾人

「あぁ!」

 

 

レンタル彼女、一生分レンタルすることになりました。

 

 

 

FIN

 

 

コンコン

ガラガラガラガラ

柊 綾人

「すみません、失礼します」

「あら、いらっしゃい」

 

如月 結衣

「お姉ちゃん、紹介するね!!私の彼氏のあやと君だよ!!」

 

 

 

この作品はいかがでしたか?

5

コメント

3

ユーザー

最高でした!

ユーザー

ここまで見ていただき本当にありがとうございました!!! 好評だったらもしかしたら続編を作るかも…?といった感じです。 話変わりますけど最終話の構成が私的にはめちゃくちゃに好みで… 読み返して本当に泣きそうです…w 制作秘話などは雑談部屋の方でしていますので、そちらの方も読んでいただけるとなお嬉しいです!! それでは!! ここまでありがとうございました!!! 結衣と綾人の幸せを願って!! おつぴ〜!

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