ストーリーを読む前に nmmn作品 irxsBL 水×白 (左▶水 右▶白) 白視点 地雷さん、純粋さん、ブラウザバックをおすすめします 通報× パクリ、参考× ご本人様達と一切関係ありません 最後に、作品を楽しく見てください!
タイトル 『たった2文字、伝えられない俺と伝えて欲しい君』
H
S
H
S
いつも通りの日々
いつも通りに過ごしていたはずだった
でも君の一言でいつも通りは壊れてしまいました
H
S
君はいつも通り「寒いから」と言って俺にくっつく
昨日の事が無かったかのように
H
H
H
S
H
S
君がずっと好きだったから
なんて、言えるわけない
H
S
H
S
H
ニヤついた顔でこっちを見てくる君
S
S
H
H
H
S
S
H
足早に部屋を出ていこうとする俺
H
S
バタン!!
S
S
赤くなった頬を隠すように枕に抱きつく
S
S
そう一言呟いてみる
H
H
そう後ろから声を掛けられ思わず答えてしまった
S
S
俺の後ろに居たのは君だった
H
S
S
君にそう言って注意する
H
H
S
H
S
反省してる気がしない君
H
H
H
H
好き、心の奥底でずっと叫んでる
でもいざ声に出してみようとしてみると声が出ないんだ
君にたった2文字、伝えたいのに
H
S
S
H
H
練習、そう思えばいいんだ
S
S
自暴自棄になっている俺
H
S
H
S
やっぱり声に出てこない
言葉に出したいのに、出せない
S
H
S
S
不思議に思い、君にそう聞いてみる
H
S
H
H
S
君が放った言葉、理解が出来なかった
S
H
S
H
S
何度考えても理解が出来ない
"好き"と言う大事な言葉をそんな簡単に出していいのか、と
ずっとそう思ってしまう
俺が"好き"と言おうとした時もその思考が邪魔してくる
…だから言えないのかもしれない
H
H
H
S
S
H
S
腕を引っ張って俺をどこかへ連れて行く君
S
S
H
S
君が俺を連れて来た場所はイルミネーションだった
家を出る前から君が握っている手は凄く暖かった
とはいえもうだいぶ寒い時期
Tシャツ1枚じゃ暖を取れない
H
S
建物を指差す為に俺の腕から手を離す君
H
S
H
H
H
ギュッ…
君の暖かい手をそっと握りしめる
H
S
S
H
H
S
H
S
ずっと上手く言葉に出せなかった言葉
やっと君に伝えられた
君は…喜んでくれるのだろうか
H
S
H
S
今までずっと要望に応えれなかったから嫌われてしまったのか
そう1人で納得する
S
S
H
S
S
H
S
予想外の言葉に思わず涙を流してしまう俺
H
S
H
S
S
H
H
少し君の頬が赤く染った
「寒さのせい」
と言う事にしといてあげよう、そう思った日でした