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たったの2文字、伝えられない俺と伝えて欲しい君【水白】

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たったの2文字、伝えられない俺と伝えて欲しい君【水白】

1 - たった2文字、伝えられない俺と伝えて欲しい君【水白】

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2022年12月08日

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ストーリーを読む前に nmmn作品 irxsBL 水×白 (左▶水 右▶白) 白視点 地雷さん、純粋さん、ブラウザバックをおすすめします 通報× パクリ、参考× ご本人様達と一切関係ありません 最後に、作品を楽しく見てください!

タイトル 『たった2文字、伝えられない俺と伝えて欲しい君』

H

ねぇしょーちゃん

S

なんや?

H

"好き"って言って?

S

は、はぁっ!?//

いつも通りの日々

いつも通りに過ごしていたはずだった

でも君の一言でいつも通りは壊れてしまいました

H

んへへ…//しょーちゃんあったかぁ…//

S

あんまりくっつかんといて…

君はいつも通り「寒いから」と言って俺にくっつく

昨日の事が無かったかのように

H

えー!?

H

なんでよ〜

H

僕はこんなにも初兎ちゃん好きなのにー!

S

俺は嫌いやから

H

じゃあなんで付き合ってくれたの?

S

何となく…

君がずっと好きだったから

なんて、言えるわけない

H

しょーちゃんひどー!

S

酷くない

H

え〜…じゃあ僕が別れよって言ったら別れる?

S

…別…れ

H

どっちどっち〜?

ニヤついた顔でこっちを見てくる君

S

っ〜///

S

ば、ばかぁ!///

H

ww

H

ほーら

H

早く言って?

S

言わない!//

S

俺部屋戻るから!//

H

あっ待って初兎ちゃん!

足早に部屋を出ていこうとする俺

H

も〜…ケチだなぁ…

S

ケチやないから!//

バタン!!

S

っ〜///

S

ばかばかばかばかぁ!//

赤くなった頬を隠すように枕に抱きつく

S

はぁ…

S

なんで素直になれないんやろ…

そう一言呟いてみる

H

んふふ…

H

素直になりたいんだぁ〜♪

そう後ろから声を掛けられ思わず答えてしまった

S

そうやけど…って

S

いむくんっ!?

俺の後ろに居たのは君だった

H

やっほ〜♪

S

やっほーちゃうねん!

S

勝手に人の部屋入って来ないでくれへん?

君にそう言って注意する

H

えー?

H

やだよ〜

S

なんでや?

H

初兎ちゃんの部屋入りたいから〜

S

理由になってないねん

反省してる気がしない君

H

まぁまぁ♪

H

そういえば素直になりたいんだっけ?

H

素直になりたいんだったらさ

H

好きって言えるようにならなきゃじゃん?

好き、心の奥底でずっと叫んでる

でもいざ声に出してみようとしてみると声が出ないんだ

君にたった2文字、伝えたいのに

H

だから、好きって言って?

S

それはいむくんが言って欲しいだけやし

S

昨日と言ってる事おなじやんけ!

H

そうだね、でも

H

素直になるための練習、だからさ?

練習、そう思えばいいんだ

S

っ〜//

S

言えばいいんやろ!言えば!//

自暴自棄になっている俺

H

そうだよ

S

す、す…

H

す?

S

す…

やっぱり声に出てこない

言葉に出したいのに、出せない

S

や、やっぱ言えないっ!//

H

言えないじゃないでしょ?

S

言えないもんは言えないんや!

S

なんでいむくんはそんなすぐに俺の事好きって言えるんや…?

不思議に思い、君にそう聞いてみる

H

教えてあげよっか?

S

教えて

H

それはね…

H

しょーちゃんの事がものすごーく大好きだからだよ♪

S

はぁ?

君が放った言葉、理解が出来なかった

S

いや、関係ないやん

H

えー?関係あるじゃーん!

S

いむくんに聞いた俺が馬鹿だったわ

H

僕、なーんもおかしいこと言ってないよ?

S

いや言ってるやろ

何度考えても理解が出来ない

"好き"と言う大事な言葉をそんな簡単に出していいのか、と

ずっとそう思ってしまう

俺が"好き"と言おうとした時もその思考が邪魔してくる

…だから言えないのかもしれない

H

むぅ〜…

H

そうだっ!

H

ちょっと出かけよ!

S

へ?

S

ま、まぁ…別にいいけど…

H

それじゃ行こー!

S

わ、腕引っ張るなー!

腕を引っ張って俺をどこかへ連れて行く君

S

…わぁ…!

S

綺麗やなぁ…

H

ふふ、綺麗でしょ?

S

そうやなっ!

君が俺を連れて来た場所はイルミネーションだった

家を出る前から君が握っている手は凄く暖かった

とはいえもうだいぶ寒い時期

Tシャツ1枚じゃ暖を取れない

H

あっ!見て見て初兎ちゃん!

S

あっ…

建物を指差す為に俺の腕から手を離す君

H

…?何かあった?

S

いや何も

H

…?それでさ〜

H

あそこにオシャレそうなカフェあるよ!

H

寒いしあそこからイルミネーションみな…

ギュッ…

君の暖かい手をそっと握りしめる

H

え?

S

…//

S

まだ…ここに…居たいんやけど…//

H

…!

H

もちろんいいよ

S

あ、あの…!

H

ん?

S

す、好き…だよ?//

ずっと上手く言葉に出せなかった言葉

やっと君に伝えられた

君は…喜んでくれるのだろうか

H

待ってたよ、その言葉

S

え…?

H

僕、今は大好きじゃないかな〜?

S

ぁ…

今までずっと要望に応えれなかったから嫌われてしまったのか

そう1人で納得する

S

っ…

S

(好きなんて言わなきゃ良かったっ…)

H

今はー…

S

(やめて、話さないで…)

S

(なんも聞きたくないんや…っ…)

H

愛してるよ、初兎ちゃん

S

へ…?ポロ

予想外の言葉に思わず涙を流してしまう俺

H

ねぇ初兎ちゃん

S

なに…?

H

次は"愛してる"だね…?

S

っ〜//

S

あほっ!//

H

w

H

待ってるから…//

少し君の頬が赤く染った

「寒さのせい」

と言う事にしといてあげよう、そう思った日でした

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