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こんな噂、知っていますか?

“音楽室のアキさん”

午後6時ぴったりに流れるピアノの音楽。

アキさんに選ばれた人、呼び出してしまった人間は━━━。

音楽室ではない、音楽室へと引きずり込まれる。

そこは音楽室に似た静かな空間。 けれど、天井も床もなく、ただ無限に音が反響する、“音の結界”。

アキさんの演奏が始まると同時に過去に起こった最大の後悔の記憶が呼び起こされる。

あまりの苦痛に、ほとんどの者はその場を逃げ出そうとし、 空間のどこかに浮かぶ“ドア”を開けてしまう。

でも――

“そのドアは出口じゃないんだよ。”

校舎の窓から、夕日がオレンジ色に差し込む。

教室の床をモップでこすっていた寧々が、ふと顔を上げる。

遠く、どこかから――ピアノの音が、微かに聞こえてきた。

ポロン……ポロン…… それは、悲しくも美しい旋律。

ぴたりと動きを止めた寧々は、耳を澄ます

八尋寧々

ん?…ねぇ、葵。

どうしたの?寧々ちゃん。

八尋寧々

今のピアノの音、聞こえた?

隣で机を拭いていた葵が、ふと笑って頷いた。

うん。あの音楽、毎日流れてるよ? ……6時になると、ね。

八尋寧々

え、そうなの……? いつもそんなの、あったっけ……?

寧々が首をかしげると、葵は布巾をぎゅっと絞りながら、窓の外を見た。

その音楽はね、“アキさん”が弾いてるの。

その名前に、寧々の眉が動く。

八尋寧々

アキさん?

葵は少し声を落とし、まるで“秘密の話”でもするかのように近寄る。

そう。“音楽室のアキさん”

6時ぴったりに音楽室で弾いてる、零番目の七不思議なんだって――

零番目の怪異

“音楽室のアキさん”

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