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あも
⚠︎この話には以下の要素が含まれます ・微水赤 ・桃赤兄弟設定 ・全体的に暗めの内容 ・nmmnの意味がわからない方はご閲覧を控えて頂くか、一度調べてからご閲覧下さい ・本人様には一切関係ありません
コメ欄では本人様の名前を出さず、検索避けをして下さい 例:(りうらさん→🐤さん、赤さん、最年少さん等)
あも
りうら
女子生徒数人
女子生徒数人
女子生徒数人
女子生徒数人
いふ
いふ
ないこ
いふ
いふ
りうら
母
ないこ
ないこ
母
ないこ
母
ないこ
父
りうら
ないくんが羨ましい
俺がただただ出来損ないだという事は誰よりもわかってる 人を羨む権利なんかない事はわかってる
でも俺は兄弟のはずなのに、なぜ兄とここまで違うのかがわからなかった
母さんも父さんも家族のはずなのに、なぜ兄への対応と俺への対応がここまで違うのかがわからなかった
いや、本当はわかっているけれど、信じたくなかった
きっと、ないくんの方がなんでも出来るからだとか、真面目だからだとか、そういう理由だろう
要するに俺は必要とされていないという事である
だから羨ましい 誰かに大切にされている、必要とされているないくんの事が
りうら
〜翌日の昼休み〜
りうら
サァ…っと吹く風に当たり、「涼しい」なんて考えながらボーッとする
すると、急にドアが開いた
古く錆びているせいで、開く際のキーッ…という音が耳をつんざく
りうら
???
???
???
りうら
???
???
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
教室に戻ろうとスタスタと早足で歩くと、先輩に腕を引かれ止められてしまった
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
〜放課後〜
母
ないこ
母
母
母
りうら
ないくんには猫撫で声で話しかけているのに、俺に話しかける時は威圧的
話しかけられる時は決まって、「◯◯しといて」という命令
そんな命令に俺は作り笑顔を向けながら「うん、わかった」なんて言って従う
褒められた事なんて一度も無い
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
頭を横にブンブンと振り、「今は料理に集中しなきゃ」、と自分に言い聞かせる
りうら
ないこ
ガチャリと自室の鍵を閉め、誰も入れないようにする
どうせ俺に関心を持っている人なんてここには誰もいない
りうら
いつも通り1人でご飯を食べる
りうら
味がしない
どれだけ食べても味がしない
感じられるのは食感だけ
母さんと父さんに「味が薄い」だの、「不味い」だの言われるが、しょうがないじゃないか
どんな味付けをしたって、俺の味覚はもうすでに機能しないのだから
味見なんて出来っこない
りうら
りうら
りうら
掠れた声で俺はそう言った
するとなぜだか急に、涙がぶわっと溢れてきた それと共に持っていた箸がするりと手から落ちる
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
今日の夜は風が強い そんな夜に俺は近くの踏切の前に来た
風で髪が揺れ、視界を塞ぐ
隙間からチラリと見える赤色の光を俺の目が捉えた
俺はその光をどこか美しく感じた
りうら
りうら
轢かれた後の事なんてどうでもいい、何も考えるな
天国なんて物も地獄なんて物も存在しない
考えるだけ時間の無駄だ
カンカンカンカン…
りうら
いざ轢かれるとなると、緊張し息があがる
りうら
それと共に涙がツー…っと頬をつたいポロリと落ちていった
その涙の量は徐々に酷くなっていき、気付けばどれだけ拭っても止まらなくなってしまっていた
しかし、そんな事も今の俺にはどうでもよかった
俺はタイミングを見計らい、急ブレーキもかけられない、確実に轢かれる事の出来るタイミングで踏切に足を踏み入れた
ぐいっ
はずだった
りうら
ぎゅっ
???
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
りうら
誰かに腕を引っ張られたかと思えば、そのまま後ろからハグをされた
???
???
聞こえたのは一度聞いた事のある気がする高い声 走ってきたのか、その高い声は掠れており、息も上がっている
足に力が入らなくなったのだろう 後ろにいる奴がガクンと膝から崩れ落ちる
俺もその衝撃で、同時に崩れ落ちてしまった
りうら
???
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
あれ、
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
なんで、
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
俺はこんなに怒ってんの?
『見て見て【???】!すごいかっこいい!』 『ふふ、そうだね、かっこいいね』 『【???】また【???】とここ来たい!』 『じゃあまた一緒にここ来よっか』 『ゆびきりげんまん!約束ね!【???】大好き!』 『ありがとう、【???】もだよ』
何これ
誰、
これ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
「謝らないで?w」なんて笑いながら人差し指で唇をふにっと塞がれ喋りにくくなる
ほとけ
唇を延々とふにふにと触られビクッとしてしまう
それに、なぜだか全身が熱くなっている気がする
りうら
ほとけ
りうら
りうら
そう言われ、顔をバッと手で隠す
ほとけ
すると、いむがスルッ…と耳を触ってきた
りうら
ほとけ
りうら
すりすり
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
プルルルルルッ…プルルルルルッ…
りうら
急に俺のスマホから振動と共に音がした 画面をチラリと見てみると、「ないこ」という文字が映っている
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
通知欄を遡ってみれば、ないくんから心配したメッセージ、不在着信が大量に来ていた
『りうらどうしたん?』 『今どこおるん?』 『もしかしてなんかあった?』 『すぐ迎えに行くから教えて欲しい』 不在着信 ないこ 不在着信 ないこ 不在着信 ないこ 不在着信 ないこ ………
しかし、俺はなんとなく関わりたくなくて、返信どころか既読すら付けない事にした
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
いむが俺の頭をぽんぽんっとしたのちに、撫で始めた
いむの手は暖かくて、撫でられると心地いい
そのせいなのか、一気に睡魔が襲ってきた
俺はこの眠気に耐えきれずそのまま寝落ちてしまった
ほとけ
すると、意識がうつろな中そんな一言が聞こえた気がした
ないこ
応答なし りうら 応答なし りうら 応答なし りうら 応答なし りうら ………
いくら連絡しても一切反応が無い
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
俺はスマホと財布だけを持って外に出た
ないこ
ないこ
ないこ
ここにも
ないこ
ないこ
家の辺りは恐らく全て見回った なのに一向に見つからない
ないこ
俺はもう力が入らず、その場にへたりと座り込んでしまった 久々にこんな距離歩いたせいで、ものすごく息が上がっている
ないこ
俺はしばらくベンチに座り休んだ それにより、多少は回復する事が出来た
ないこ
ないこ
ないこ
唯一、まだ見ていない場所があるじゃないか
Next50♡↑
あも
あも
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