黄色い君は重病人

カーテンの隙間から差し込む眩しい太陽の光。

今日も朝がやって来てしまった。

さて、今日は。

何処が駄目になっているんだろう。

数ヶ月前__

ｼﾞｼﾞ…ｯｯ……

??)シャオロン～??起きろ～

昨日は長い間続いた一人任務がやっと終了し、ようやくW軍へ戻ってこれた日だった。

任務中は眠れない夜が続いていたから帰ってきて速攻ベッドにダイブしたんだろう。

昨日の服のまま、インカムも付けっぱなしで寝てしまっていた。

まぁ……深いことは気にせんとこう、しゃーない、しゃーない。疲れてたんやし。

??)おい!!聞いとんのか!?

ロボロ)起こしたってんから、ありがたく思え!!!

ロボロ)あー、まぁ、寝とってもよかってんけどな……。

ロボロ)ぐるさんの優しさでお前に１日''だけ''休む権利が与えられた。

ロボロ)無しが良いんかな????

ロボロ)でもまぁ腹は減るやろ??今オスマンとひとらんが飯持っていってくれてるわ。

ロボロ)ちゃんとお礼言うんやで??

ｺﾝｺﾝｺﾝ……、

ロボロ)そか、じゃぁ一回切んな。

ロボロ)は?おまe…ﾌﾞﾁｯ

そして勢いよく扉を開ける

ﾊﾞｧﾝ…!

ﾊﾞﾀﾝ……

食べ物の乗ったトレーを近くのテーブルに乗せ、ベッドに飛び込む。

起き上がりトレーに乗った食べ物達を見る。

暫く見つめた後手を伸ばし一つソーセージを掴む。

そしてそう呟き口に入れる。

何やこれ…………味がせぇへん……、!!?

いや、そんな筈は無い。きっと寝起きやから味を感じんかっただけやきっと。

その後他の物も食べてみた。

ベーコン、マヨネーズの掛かったゆで卵、いつも味の濃い漬物……

だが、それも全部

数分後、。

あの後全部食って確かめたけど全て味がしなかった。