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y a n × u r
イラストの方で載せた 赤ずきんちゃん パロ
皆さん、 こんにちは。 赤ずきんことy a n くんです。
お母さんから貰った赤いずきんを被っていたら、 街の皆さんから“赤ずきんちゃん“と 呼ばれるようになりました。
森の小道は、やけに静かだった。 t t n おばあちゃんの家に向かう途中だというのに、y a n くんはまったく急ぐ気がない。 足元の小石を蹴りながら、退屈そうに呟く。
ya
おばあちゃんの大好きなりんごを持って、 道を歩いていると ………
ya
ya
少し先の茂みの向こう、しゃがみ込んでいる影が目に入る。
好奇心旺盛なy a n くん。 もう一歩近づいて見ると、灰色の毛並み。大きな体。
ya
普通なら、ここで引き引き返す。 でもy a n くんには、その“普通”を持ち合わせていなかった。
しかもそのオオカミは、妙に真剣な顔で花を摘んでいた。
ya
状況がよくわからない。 けれど、次の瞬間、オオカミがふと顔を上げた。目が、合う。
──どくん、
一拍遅れて、心臓が跳ねた。
いや、一拍どころじゃない。 もう、うるさいくらい鳴っている。
ur
俺、
恋をしました。
ya
オオカミが、わずかに目を細める。警戒と困惑が半々、といった顔。
ur
出会って数秒。 会話として成立しているかはさておき、y a n くんの中ではもう決定事項だった。
ya
ur
ya
ur
ya
ur
会話が噛み合っていない。というか、噛み合わせる気がない。
y a n くんは一歩踏み出し、さらに距離を詰めた。 オオカミは一歩下がる。その分、また詰める。
気づけば、ほとんど手が届く距離だった。
ya
どうでもいい感想がy a n くんの頭をよぎる。
ya
ur
ya
ur
ya
軽い。とにかく軽い。
y a n くんは満足げにうなずいて、くるりと自分の赤いずきんを揺らした。
ya
ur
ya
ur
間髪入れずに不満の声。
ya
ur
ya
ur
淡々とした否定と、勝手な既成事実がぶつかる。
y a n くんは腕を組み、わざとらしく考える素振りを見せた。
ya
ur
ya
ur
テンポだけが前に進む。
一歩、さらに近づく。オオカミは反射的に身構えたが、逃げなかった。
その一瞬を、y a n くんは見逃さない。
ya
少しだけ声のトーンが落ちる。
ya
ほんの一瞬。オオカミの言葉が止まった。
ur
曖昧な間。y a n くんの口角が上がる。
ya
ur
ya
ur
ya
ゆあんくんは満足そうに笑うと、くるりと背を向けた。
ya
ur
ya
ur
ya
ur
全部、無視。
数歩進んでから、ふと思い出したように振り返る。 赤いずきんの影が揺れる。
ya
にこり、と笑って。
ya
静けさが戻る。残されたのは、花を持ったままのオオカミ。
ur
しばらく、その場から動けない。 視線だけが、y a n くんの去っていった方向を追う。
それから、手元の花を見る。また前を見る。
ur
ぽつり、
ur
森は、さっきと同じように静かなままだった。
──ただひとつ違うのは
オオカミの中に、“理解できない何か”が置いていかれたことだった。
つづく ………
短編集始めます。
フォロワー様が100人いきました‼️ ありがとうございます😖😖😖😖
コメント
4件
おめでとぉ!🎉🎊 イラストの世界を小説にする発想がすごすぎる😭😭 続き待ってます!🥰😍
めちゃめちゃ好きです🥹♡ イラストの方も拝見させて頂いたんですけど、ストーリー性が良すぎますᐢ ̥_ ̫ _ ̥ᐢ💭 こそこそ見ていたのにいつの間にかフォロバされててびっくりしました❕ありがとうございます🙏🏻💕 これからも見させて頂きます🎶