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皆さん、どうも

今回は思ったより遅くなってしまい、すみません

殺し屋パロがまさかここまで続くとは思わなかったです

口調・キャラ崩壊

なんでもありな方だけお進み下さい

では、スタート

ボス

今回の知らせだが…

ボス

なんと殺し屋のパーティーが開かれることになった

潔 世一

殺し屋の…

蜂楽 廻

パーティー…?

千切 豹馬

どういうことだよ?

殺し屋のパーティーとはどういうものなのか

まさか集まった殺し屋の皆で殺し合いをするのだろうか?

イカレてやがる

ボス

い、潔

ボス

多分、お前が考えてるのと違うから安心しろ

潔 世一

へ?

潔 世一

じゃあどういう…

ボス

殺し屋が集まるだけであとは普通のパーティーだ

千切 豹馬

なんでわざわざそんなもの開くんだよ?

千切に同感だ

だってそんなパーティーを開く暇があるなら依頼を受けた方がいい

ボス

俺も詳細は知らんが、ある男がパートナーを探しててそれを見つけるためらしい…

潔 世一

ある男?

潔 世一

なら女性の殺し屋だけでいいんじゃ?

ボス

いや、そういうパートナーじゃなく''命かけてまでも一緒に居られる人''がいいっぽい

ボス

だから性別関係ないってよ

蜂楽 廻

えーなにそれー

蜂楽 廻

潔には俺がいるし、そんなの行かなくていいじゃん

潔 世一

確かに俺の相棒は蜂楽だけだ

蜂楽 廻

…そういうことじゃないんだけど

潔 世一

千切 豹馬

まぁでもどうせ選ばれるわけじゃねぇし、普通にパーティー楽しむのも良さそうだな

蜂楽 廻

千切…

千切 豹馬

それに潔は俺らがいるし平気だろ

蜂楽 廻

まぁね

潔 世一

どういうこと?

俺らがいるしってどういうこと?

前の出来事をひきずっているのだろうか

でも俺は一応男だ

なんか…もやもやする…

ボス

とりあえず行くか?行かないか?

千切 豹馬

俺は行くぜ

千切 豹馬

お前らは?

俺は正直迷う

だが、たまにはこういうパーティーも悪くない

蜂楽と目を合わせ、頷いた

潔 世一

おいおい、マジでこれで行くのかよ?

潔 世一

なんか俺だけ違くね?

千切 豹馬

仕方ねぇだろ

千切 豹馬

ボスから貰ったスーツこれしかねぇんだから

蜂楽 廻

でもでも潔!

蜂楽 廻

ちょーかっこいいよ!

潔 世一

ほんとか…?

蜂楽 廻

いつも目が大きくて可愛いって思ってたけど前髪上げると顔整ってんね!

潔 世一

か、かわいい?と、整ってるか…?

千切 豹馬

おいおい、自覚ないのかよ

潔 世一

いやだって俺地味だし

潔 世一

千切とか蜂楽の方がかっこいいよ

そういうと2人は頬をピンクに染めて笑った

密かに聞こえる人の声とお洒落な音楽

顔を上げるとシャンデリアと2つの捻れた階段がある

シャンデリアはきらきらとしていてずっと見つめていると目眩がしそうだ

まさか入口でもうパーティー雰囲気を味わえるとは思いもしなかった

潔 世一

(思ったより本格的なパーティーだ…)

俺たちが最後なのか、入口には殆ど人がいない

というか2つの階段に挟まれている真ん中の扉はもう閉まっている

千切 豹馬

これさ、中入ったら扉の音で注目されるんじゃね…?

おでこが見える範囲をいつもより広くして赤い色をした後ろ髪を団子にしている千切がいう

千切のスーツはいつもの色と真逆の色で白いスーツを身にまとっている

テーラードジャケットの真ん中にはゴールドのボタンが1つ

ネクタイはルビー色で右にある胸ポケットにはよく分からん綺麗な赤い花が入っている

蜂楽 廻

いいじゃんいいじゃん!

蜂楽 廻

俺たちが主役みたいな感じが出て面白そー!

後ろ髪をくくって小さな黄色いピアスをしている蜂楽が言う

ちなみに千切は赤色で俺は青色のピアスだ

蜂楽はテーラードジャケットはなく白ベストとシトリン色のネクタイをしていてこれまた右の胸ポケットに黄色い花が入っていた

2人とも何でも似合っていて羨ましいなと思う

それに比べて俺は…

右に流すようなオールバックで白いスーツにベニトアイト色のネクタイ、胸ポケットに青い花

ここまではいいんだ

だけど問題なのはなんと

俺だけ白いスーツマントがある

蜂楽達はかっこいいと言ってくれるが俺は邪魔だし自分だけ仲間外れみたいで嫌だ

本当は外しても良かったのだが、「我らの第2のボス!」とか蜂楽がいうので外したくても外せなかった

でもグズグズしている暇は無い

俺は意を決して中に入る

ガタ

キィ

重い扉がゆっくり開く

さぁ、どんなパーティーが広がっているのだろうか

俺は光の中へ1歩進んだ

潔 世一

蜂楽 廻

わぁ!

千切 豹馬

おー

思っていたよりも注目を浴びてしまった

皆は扉の音に反応し、こちらへ振り返ったのだ

俺はゆっくりと辺りを見渡すと見知った顔が目に入った

質が良さそうな白スーツを身に纏い、青薔薇のタトゥーに個性的な髪

潔 世一

カイザー…?

自分たちより少し上に座っていて足を組んでいる目がこちらを捉え、見開く

ミヒャエル・カイザー

世一…?

皆がシンとなって俺を呼ぶ声がやけに響く

蜂楽 廻

潔、知り合い?

蜂楽がそう問うが俺は混乱していた

なぜ殺し屋のパーティーにカイザーが?

しかもなんで皆を見渡せる高さに座っている?

考えれば考えるほど頭の中がごちゃごちゃになっていく

千切 豹馬

潔、大丈夫か…?

千切が俺の肩にポンと手を置いたことで我に返る

潔 世一

っ…!

潔 世一

だ、大丈夫

俺はもう一度カイザーを見ると階段でこちらに降りてきていた

そして俺に向かって歩いてくる

その際に皆がカイザーの邪魔にならないように道を開いていく

ビジュがいい。

なんだこいつ。黙ってればただの絵になる王子じゃねぇか。

コツ コツ スタッ

そう思っていると目の前までやってきた

ミヒャエル・カイザー

世一、なぜここにいる?

潔 世一

えっと…

蜂楽 廻

殺し屋だからだよ!

俺の代わりに蜂楽がいうが、カイザーは相手にしなかった

その反応に蜂楽はムッとするが気にせず続ける

ミヒャエル・カイザー

なぜ、何も言わない?

カイザーにそう聞かれるが、周りの視線が痛くて答えるのにも答えられない

すると俺の視線に気づいたのかカイザーがピアニストに向かって「続けろ」と一言いった

その一言で皆は渋々といった表情でパーティーを再開した

ミヒャエル・カイザー

これでいいだろう

潔 世一

あ、ありがと…?

俺はお礼をいった

それと同時に横の千切が我慢の限界なのか割って入る

千切 豹馬

それより、お前誰だよ?

千切が割って入ってきたことが気に食わなかったのか身長の高いカイザーが見下す

ミヒャエル・カイザー

関係ないだろ

蜂楽 廻

関係大ありだよ

蜂楽が加わる

蜂楽 廻

だって見ればわかるじゃん、俺ら仲間だもん

蜂楽 廻

特に俺は相棒だしー?

蜂楽が勝ち誇ったようにいう

ミヒャエル・カイザー

…そうか

だが意外にもカイザーはあっさりと身を引いた

コツ コツ コツ

千切 豹馬

なんだよ、あいつ

千切がそう呟いたので俺は説明した

その後は違う殺し屋達と話したり、飲んだりした

カイザーが気になり時々辺りを見渡すが姿は見えない

すると目の前にパーティードレスを着た2人の綺麗な女性が俺に話しかけた

女性

噂の潔 世一さんですか?

潔 世一

噂…?あぁ、まぁ

女性

あら知りませんの?

女性

結構お強いと有名なんですのよ

女性

そうそう、私達も気になっていたからご本人様に会えて嬉しいわ

女性

身長も思ったよりあって少々驚きましたけどね

潔 世一

あはは…

そんなに小さく見える顔なのだろうか

少しショックだ

女性

あ、あぁ…別に悪気はないの

女性

お可愛い顔をしているからつい…ね

潔 世一

あー…

潔 世一

なるほど

そう言われてもどう反応すればいいか分からない

千切や蜂楽は今は他の殺し屋達に挨拶をしていていない

俺がどうしようかと困っていたら後ろを見た女性2人が頬をピンク色に染めた

なんだろうと思い、俺も振り返るとそこにいたのは…

ミヒャエル・カイザー

ごめんあそばせ〜

ミヒャエル・カイザー

楽しんでいるところ悪いが、こいつを貰う

カイザーはそういって肩に手を回し俺を連れ去る

残された2人は困惑していたがすぐに気を取り直した

コツ コツ コツ

隣を見上げると前を向いているカイザーの横顔があった

連れてこられたのは外だった

空には光り輝く星が数え切れないほどあり、綺麗だった

するとカイザーの足がぴたりと止まる

潔 世一

カイザー?

カイザーに呼びかけるが黙りとしていた

これまたどうしようかと思っていたら口を開いた

ミヒャエル・カイザー

やっと2人きりになれたな

潔 世一

えっ?

ミヒャエル・カイザー

お前、殺し屋だったんだな

潔 世一

まぁ

潔 世一

それよりカイザーも何でいるんだよ?

ミヒャエル・カイザー

知っていると思うがパートナーとやらを探すためだ

ミヒャエル・カイザー

決めたのは俺ではないけどな

カイザーはそういって何を思い出したのか嫌な顔をする

どうやら本人の意思で開いたわけじゃないらしい

ミヒャエル・カイザー

世一

潔 世一

何?

ミヒャエル・カイザー

殺し屋のパーティーといっても先程いったようにパートナー探しでもあるんだぞ?

ミヒャエル・カイザー

なのになぜきた?

潔 世一

いや、どうせ選ばれないしせっかくなら楽しもうみたいな話になって…

ミヒャエル・カイザー

もし選ばれたらどうするんだ

潔 世一

え?

カイザーが責める口調でいう

もしかして怒ってる?

え?何に?

ミヒャエル・カイザー

俺はお前が誰かとパートナーになることを想像するだけで吐き気がする

潔 世一

うん?

ミヒャエル・カイザー

だから…

潔 世一

ミヒャエル・カイザー

俺のパートナーになっt

千切 豹馬

潔!

カイザーが何かを言いかけたがそれに被せるように俺の名前を呼ぶ声が聞こえた

それを聞くと邪魔が入ったというようにカイザーは舌打ちをする

蜂楽 廻

ちょっとー!急にいなくなったからびっくりしたよ!

蜂楽もいる

蜂楽より早く俺のそばにやってきた千切が俺を庇うようにカイザーから遠ざけた

千切 豹馬

てめぇ、さっきからなんなんだよ

千切 豹馬

俺らの潔に何かあんなら俺らを通せ

潔 世一

千切?

千切達が来たのを驚きつつも俺の自由を奪われるような発言に戸惑う

それを見たカイザーは鼻で笑った

ミヒャエル・カイザー

さっきまでこいつ女に捕まってたぞ?

ミヒャエル・カイザー

それを俺が助けたんだから感謝しろ

千切 豹馬

なっ…!

千切 豹馬

そうなのか?潔

潔 世一

まぁ…

蜂楽 廻

潔〜目を離してごめんね

蜂楽が抱きつく

俺は「大丈夫」だといって蜂楽を離した

ミヒャエル・カイザー

んじゃ、邪魔も入ってきたし俺はここで失礼する

そういって千切の肩をわざと当て、去っていった

パーティーも終わりに近づいた頃

俺ら3人は出口に向かおうとしていた

だが途中で潔がお手洗いに行きたいと俺たちに言って向かう

千切は大丈夫かと視線を潔に向けていた

人混みに混ざった瞬間

千切 豹馬

潔…?

潔が途中で消えた

しかも綺麗さっぱりに

どういうことだ?

だって潔はずっと…俺の視界に…

まずい

まずい

まずい まずい

まずい

千切 豹馬

潔…!

また、俺らから離れるのか?

殺し屋の''潔 世一''

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