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👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
どうも皆さん!こんにちわ~
主です☆
今回はイケヴィラに続いて、 イケプリで書いていきます!
~ベルちゃん自己紹介~
ルナ
ルナ
ルナ
ルナ
ルナ
ルナ
今回、主人公ちゃんのアイコンは「マジックドールメーカー」さんで作らせて頂きました!
主人公ちゃんに似たスカートがあったので、出来るだけ寄せて作ってみました!
主人公ちゃんの過去はイケヴィラの時とほぼ一緒です(笑)
※注意※ この物語は他作品の設定、キャラクターが出てくる場面がございます。 苦手な方は観覧するのをお控えすることをおすすめします。
それでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
それでは本編どうぞ~!
その国には"野獣"と呼ばれる 8人の王子がいた
そして、いずれ 彼らと出会う女性がここに…
ふわふわと蕩ける綿菓子のように、 甘い恋
砂糖もミルクも入っていない 紅茶のように、苦い恋
この世界には、多くの恋物語がある
それらに触れるたび、私は、本当の恋を知らないんじゃないかと思う
私と同じ歳の子たちは、 恋をして、結婚をして、 幸せな家庭を築いている
身をなげうつほどの 苛烈な恋を夢見る時期は、 もう終わったのかもしれない
ルナ
人生のすべてを賭けられるほどの 恋に、 私は今日も焦がれている
本屋と思ってくれると嬉しいです!
ルナ
平日の昼間、いつもより閑古鳥が 鳴いている本屋のカウンターで、 私はそっと本を閉じた
ルナ
ルナ
リオ
ルナ
突然目の前を塞ぐ影に、 考えるより先に飛び退く
ルナ
リオ
リオ
ルナ
ルナ
リオ
ルナ
リオ
ルナ
数ヵ月前にも同じような会話を 交わした気がするので、 友人として、少し心配になってくる
ルナ
ルナ
リオ
ルナ
リオ
リオ
ルナ
ルナ
3年前の雨の日、行き倒れていた リオを拾った時の光景が、 脳裏を掠める
ルナ
リオ
リオ
リオ
ルナ
リオ
「諦めて」と言おうとしてーー 耳を下げた犬のように しょんぼりとするリオの姿に、 言葉を飲み込んだ
ルナ
ルナ
リオ
ルナ
ルナ
リオ
リオ
ルナ
クゥー
ルナ
前触れもなく響いた音に、 はっとお腹を押さえる
ルナ
リオ
リオ
リオ
得意気に笑ったリオが、 荷車に歩み寄る
ルナ
ルナ
リオ
リオ
バサッ
上にかかっていたシートが 取り払われ、現れたのは 大量の食べ物だった
ルナ
砂糖漬けの果実に、チーズ たっぷりのトリュファード、薔薇の形の焼き菓子に、林檎のベニエ……
荷車には、お祭りでよく見る 食べ物が山盛り積まれている
リオ
リオ
ルナ
ルナ
手渡された焼き菓子を口に含むと、 頬が蕩けた
ルナ
ルナ
リオ
リオ
リオ
ルナ
ルナ
林檎のベニエを頬張っていた リオが、思い出したように手を叩く
リオ
ルナ
リオ
リオ
ルナ
ルナ
リオ
ルナ
リオ
ルナ
リオ
リオ
ルナ
リオ
ルナ
ひと回り大きな手をぎゅっと握り、 ブンブンと上下に降って離す
ルナ
ルナ
リオ
リオ
リオ
お店を出る瞬間、そんな呟きが 聞こえた気がした