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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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⚠️注意⚠️これはヨルシカさんの曲である「雲と幽霊」の歌詞小説です!

曲と直接関係がある訳では無いので、あくまで1つの短編小説ということでお楽しみください

幽霊になった僕は

あの頃の景色を見に行くんだ

その後はどうしよう

きっと君には言えない

ん……

……あれ、ここは……?

気が付くと、俺はバス停に立っていた。

たくさんのセミ達が鳴いている

…俺、なにしてたんだっけ

(思い出せない……)

とりあえず、その辺を歩いてみることにした。

女の子

ママー!見て!ここに綺麗なお花が咲いてるーっ!!

そう言って女の子は花を抜こうとする

女の子のママ

あ…!こらっ

女の子

女の子のママ

お花はね、むやみに抜いたりちぎったりしちゃいけないのよ

女の子

なんで?

女の子のママ

お花さんが痛いって悲しんじゃうでしょ?

女の子

そっかー、、

女の子のママ

また見に来たくなったらここの公園に来ればいいんだから

女の子

そうだね!分かった!

女の子のママ

よし、ゆいがいい子だから……

女の子

…?

女の子のママ

今日は特別にアイスを買ってあげよう!

女の子

ほんと!?わーい!!

女の子のママ

じゃ、行こっか!

女の子

うんっ!

そんな親子の会話が聞こえてくる

俺は公園のベンチに腰掛けた。

暑いな……

幽霊になった僕は

夏の終わり方を見に行くんだ

6畳の地球で

浅い木陰のバス停で

俺はさっきの親子の会話を思い出す

花も痛い、か……

みんな生きているのだ

花も、セミも、さっきの親子も。

(俺も……)

そう呟いたとき、何か違和感を感じた。

……

(俺は…)

碧依

……う

碧依

しょう!!

……ん…

……え?碧依?

碧依

え?じゃないよっ!

碧依

いきなり倒れるから、心配しちゃったじゃんっ!!!

碧依

ほんと……翔が死んだら私……

え?倒れた??

碧依

まさか覚えてないの??

碧依

夏休みの部活が終わった後2人で帰ってたら、、、

そうだ。

俺はあの日……

あっち〜💦

碧依

ね、ここ最近ずーっとこの気温。

碧依

買ったアイスもすぐ溶けちゃう。

そう言って碧依は持っていたコンビニアイスをひと舐めした。

…にしても暑いな

碧依

……大丈夫?汗すごくない?

…わり、ちょっと休ませ…………

急に視界が反転した。

(え?)

碧依が俺を見て何か叫んでいる

俺はそのまま、意識を失った……

碧依

ただの熱中症だろうだって。

碧依

無理しちゃダメだよ?

あ、ああ。分かってる。

碧依

でさー、

(夢か……)

(……そうだ、俺は)

(……でも、もしそうだとしても)

(なんでこの世界に俺がいるんだって話になるし……)

そうだ、碧依に会いにいってみよう。

(きっとそれで……)

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