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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️(今回特に📢さん) 世界観めちゃくちゃファンタジーです( ᐛ )⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️
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いるま-感律者
夕焼けが染め上げる屋上の縁で、紫縁いるまはひとり風に吹かれていた。
契約コードネーム《感律者》__感情を操り、心を支配する力を持つ者。
だがそれは、他人の感情だけでは無い。
使えば使うほど、“自分”が崩れていく。
いるま-感律者
ふとした瞬間に感じる“他人の感情”。
思い出すはずのない“記憶”が、頭の中を支配する。
混濁する自我。
侵食される意識。
それでもいるまは、その力を捨てることは無かった。
いるま-感律者
異変は《霧鳴区》で起きた。
複数の《黒贄》が一斉に暴走し、精神を蝕まれた住民たちが錯乱状態に。
現場に急行したのは、いるまとすちだった。
すち-静緑ノ時
いるま-感律者
いるま-感律者
目を閉じ、静かに詠唱する。
いるま-感律者
いるま-感律者
淡い紫の光が拡がり、《黒贄》たちの動きが止まる。
だがその瞬間__
いるま-感律者
いるまの瞳が、悲鳴のような光を放った。
一気に流れ込んでくる、“他人の記憶”。
怒り、恐怖、喪失、絶望、嫉妬、愛情__そして、飢え。
いるま-感律者
額を押さえ、膝をつく。
意識が、千切れていく。
人格が、裂けていく。
すち-静緑ノ時
すちが駆け寄る。
だがいるまは、それを振り払うように叫ぶ。
いるま-感律者
その叫びと共に、契印が暴走する。
喉元に浮かぶ紫の紋章が、肩へと広がり、そして腕まで支配する。
世界が、紫の光に包まれる。
暴走したいるまは、もはや“敵味方”の区別すら曖昧だった。
いるま-感律者
すちの首に手を伸ばし、顔を覗き込む。
いるま-感律者
その声は、まるで優しさの仮面を被った狂気。
すち-静緑ノ時
すちの叫びに、一瞬、いるまの瞳が揺れた。
いるま-感律者
いるま-感律者
ぽつりと呟き、彼は自らの胸に拳を突き立てた。
いるま-感律者
いるま-感律者
その瞬間、暴走は収まった。
だがその代償に、いるまの“何か”が、欠けていた。
数日後__回復したいるまは、静かに語った。
いるま-感律者
いるま-感律者
すち-静緑ノ時
いるま-感律者
いるま-感律者
いるま-感律者
それでもいるまは笑った。
空っぽになった心を抱えながら、それでも歩みを止めない。
いるま-感律者
いるま-感律者
すち-静緑ノ時
いるま-感律者
いるま-感律者
その瞬間、いるまの中で何かが、ほんの少しだけ、満たされた気がした。
第15話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡160
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