帰蝶
帰蝶
帰蝶
おいおい、なんでだ。
帰蝶
帰蝶
帰蝶
はい、馬鹿です。馬鹿。
帰蝶
帰蝶
帰蝶
帰蝶
五条先生
真希さん
パンダ先輩
伏黒恵
先生が、言葉を発してからゆうに5秒ほどはあったと思う。
それだけ、俺たちは動揺していたのだ。
五条先生
真希さん
五条先生
真希さん
五条先生
パンダ先輩
真希さん
パンダ先輩
五条先生
五条先生
ヒラヒラと手を振りながら五条先生はそう言って、教室を出ていく。
真希さん
……………………。
気まずい沈黙が流れる。
真希さん
ため息をついている。
パンダ先輩
真希さん
パンダ先輩
真希さん
真希さん
伏黒恵
真希さん
伏黒恵
真希さん
そう言って、たまたま机の上にあった体温計を投げてくる。 それは……どうかと思います。真希さん。
真希さん
ピピピピッピピピピッ_____。
そして、体温計を見せる。
伏黒恵
真希さん
伏黒恵
正直、疑われてもしょうがない。実際、38.5℃はいってる気がする。
じゃあなぜ、36.8℃と出たか?
そんなの簡単だ。
心臓からより遠い右側に体温計を挟み、脇の中心から外す。
二の腕寄りにだ。
つまり、いま出た体温は立派な嘘。
伏黒恵
そんなことをどこにも出さす、ほかの質問を、投げかける。
真希さん
パンダ先輩
真希さん
そう言って、またため息をついている。
真希さん
本当だ。集合場所を言われてなかった。どんだけ頭がポンコツになってんだ。
__寮の部屋にて__
伏黒恵
何故か涙が出る。それは止めようとしても無理だった。
何故か。そんなこと、わかりきってる。
ただ、羨ましいだけ。
伏黒恵
これから、病人が病人を看病するという面白い場面が待ち受けている。
__談話室__
真希さん
パンダ先輩
伏黒恵
真希さん
パンダ先輩
伏黒恵
あの、「看病」、してくださいよ。
体調、崩してる人なんですけど。
もちろん、そんな言葉は喉から出ない。
真希さん
真希さん
真希さん
そんなことを言いながら真希さんは釘崎の部屋へと向かって行った。
パンダ先輩
伏黒恵
正直、立ってるのも厳しい状態なのに言葉など返せるわけがない。
パンダ先輩
パンダ先輩
それでもいいか?、と聞いてくる。 そんなの、どうでもいい。
言葉を発するのも面倒で、首を縦にふる。
肯定の意を示す。
パンダ先輩
パンダ先輩
伏黒恵
少し煽ってもうんともすんとも言わない俺に見かねたらしい。
パンダ先輩
じゃ、俺、行ってくるわ、と言い、狗巻先輩の部屋へと向かって行った。
伏黒恵
急に寂しさが襲ってくる。
伏黒恵
そう思う気力でなんとか歩く。
コンコンッ____。
伏黒恵
小さな声だが、呟く。
聞こえているのか聞こえていないのかしらないが、返事は返ってこなかった。
伏黒恵
一応人の部屋なので、そうことわり、扉をあける。
意外にすんなりと扉が開く。
伏黒恵
伏黒恵
返事も返さない、扉も開いてる。
不審に思った俺は声をかける。
そこにいたのは_______。
虎杖
見覚えのある虎杖の姿だ。
伏黒恵
虎杖
伏黒恵
伏黒恵
虎杖
伏黒恵
不味い。早く、この体、吐き気をどうにかしないと……。
伏黒恵
虎杖
伏黒恵
虎杖
伏黒恵
雑談をしながら虎杖の額に冷えピタを貼る。
虎杖
伏黒恵
伏黒恵
虎杖
伏黒恵
そう言って、来るか来ないかよくわからない時を言っておく。
虎杖
伏黒の部屋。
伏黒恵
もう、無理だ。やるだけのことはやった。
ペンをとり、適当な紙にかく。
ちょっと出て来ます。すぐ戻るので。
嘘だ。戻れるわけがない。この体調で。
行く宛はある。五条先生のセーフティハウスだ。
あの人が、
『辛くなったり、逃げだしたくなったりした、しんどい時に来てね。僕が絶対に行くから。』
そう言って、合鍵を渡してくれた家。使うのは今日が初めてだ。
それを思い出しながら、適当なコートを着る。
伏黒恵
そう思いながら。
帰蝶
帰蝶
帰蝶
決めてます。安心してください。
帰蝶
帰蝶
コメント
9件
ちょっと……待って。(タンマ〜!)
続きくださーい(*」´□`)」
続き気になる