義勇
陛下…いいえ……無一郎様…今助けに…(まだ力が戻らない…)
義勇
(人間になれない…)
サリナお姉様
義勇!何を!
義勇
お姉様…
お父様
義勇……何故父の話を聞かないんだ…
義勇
私は…あの人を愛しているから…大好きですから……助けに行くんです…
義勇
私は…あの方が…心の底から好きなんです…いつも助けて貰っていたのに…私が逃げ出してどうするのですか…(笑)
お父様
…(義勇さんに魔力を与える)
サリナお姉様
お父様!
義勇
…………
お父様
サリナ…義勇の為だろう…
お父様
義勇、もしあの王女に負ければお前は本当に泡になって死んでしまう…それでも助けたいのかい
義勇
はい…お父様……
お父様
分かった…行ってくるといい
義勇
ありがとう(笑)…パパ……ぎゅぅ…
お父様
必ず戻ってこい…
義勇
はい…(笑)
サリナお姉様
義勇……
義勇
お姉様…
サリナお姉様
ぎゅぅ…絶対に生きて帰ってきなさい!
義勇
…………(陛下…弱ってらっしゃる…)
無一郎
はぁ……………はぁ………………はぁ………
義勇
(脈が弱い…このまま放っておけばきっと死んでしまう…)
義勇
…………(手首切る)
無一郎
んっ………義勇…?
義勇
…………
無一郎
ぎ…
義勇
喋らないでください…私の血を飲んでください…
無一郎
…………戻って…来てくれたんだな…
義勇
………………
無一郎
……なんで黙っているんだ…
義勇
…………(私は…陛下といる権利は無いのに…)
義勇
…………陛下…
無一郎
ん……?
義勇
私のせいで…ごめんなさい…
カサンドラ
この泥棒猫!!死になさい
義勇
っ…
サリナお姉様
やめなさい!
カサンドラ
なっ…何よ!あんた!
義勇
お姉様!
サリナお姉様
私の妹に手を出してみなさい、
カサンドラ
……………下級庶民の癖に!!
サリナお姉様
っ…!?
義勇
お姉様!
サリナお姉様
来ちゃダメ!
カサンドラ
許さない…許さない!
お父様
わしの可愛い娘達に何をするつもりだ
サリナお姉様
お父様…
義勇
パパ……ダメ…なんで…私1人でよかったのに…
サリナお姉様
衛兵!この泥棒猫達を殺しなさい!
バンッ!
お父様
っ…
サリナお姉様
あ……
義勇
嘘………(許さない…この女を殺す…私から家族を奪うのはいつも人間よ…)
義勇
このクズ!
カサンドラ
えっ……
無一郎
義勇!?
義勇
私の家族を奪うな!あんたが死ね!死になさい!(水の中に閉じ込める)
カサンドラ
っ…くっ……
無一郎
義勇、辞めろっ!
義勇
ビクッ…あ………(力が制御できないのにこんな事してしまった…)
義勇
…………!
義勇
それ…お母様のネックレス…
カサンドラ
えっ……
義勇
あんた達がお母様を…
義勇
あ…あ……あ…お母様…お母様…待って…行かないで…お母様…!
カサンドラ
狂ってる…撃ちなさい!
無一郎
待て!カサンドラ!
バンッ!カキーン!
義勇
お母様…お母様…
無一郎
なんだこれ…
サリナお姉様
義勇!それ以上力を使ってはダメよ!
お父様
ダメだ……聞こえてない…義勇!正気に戻れ!
義勇
お母様…お母様…!嫌ァァァァァァァ!?😭
無一郎
おいっ…義勇……
義勇
ビクッ…あ……(頭がふわふわする……)
無一郎
んっ…義勇……?
サリナお姉様
……落ち着いたみたいね…
お父様
それを返してもらおう
カサンドラ
っ…
無一郎
…………
義勇
ピクっ……
無一郎
義勇……起きてくれ…悪かった…俺が悪かった…
サリナお姉様
………………義勇…(無理かもしれない…力の使い過ぎて亡くなった子は沢山いる…)
義勇
…………無一郎…様…お姉様…
カサンドラ
義勇!
無一郎
…………義勇……
義勇
…………無一郎様…私…
無一郎
……このバカ…心配しただろ…
義勇
ごめんなさい…
一般の家
義勇
…………
義勇
夢みたいだよ…
無一郎
何が……?
義勇
無一郎様…うんん…………大好きな無一郎君とお城じゃない所で住めるなんて…(笑)
無一郎
…………
義勇
無一郎君?
無一郎
俺もこういうの嫌いでは無いな…昔を思い出す…
義勇
昔…?
無一郎
昔はよく城から抜け出してここに来たもんだよ…(笑)