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主
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注意⚠️ 重い 奇病表現 狂ってる 救いのない展開 死や病気をテーマにした描写 倫理観の崩壊
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…彼女は、太陽に触れることができなかった。 光を浴びると、体が、内側から溶けるような痛みを感じた。 初めて倒れたのは、幼い頃だった。
窓のそばで、
光に手を伸ばした瞬間。
視界が白くなり、
喉が詰まり、
心臓の音が、バラバラになった。
それ以来、彼女は“昼”を失った。
…病室は、いつも薄暗かった。
カーテンは昼でも閉められた。
医者
医者は、そう言った。
でも、理由は説明できなかった。
病名など、なかった。
ただ_
光に当たると倒れる。
それだけだった。
夜になると、身体は楽になった。
息が、吸えた。
心臓が、規則正しくなった。
だから、夜が好きだった。
夜だけが、彼女を“生かしていた”。
彼女の隣のベッドはよく空いた。
昼に空くことは、ほとんどなかった。
夜になると、人が消えた。
心電図の音が止まり、
カーテンが閉められ、
誰かが連れて行かれる。
彼女は、それをみていた。
自分が“生きていられる時間”に、他人は消えていく。
その矛盾が、なぜか、美しく見えた。
ある夜、同じ病室の少女が言った。
少女
シェラ(人間時代)
少女
彼女は、小さく笑った。
シェラ(人間時代)
少女は、その夜、眠ったまま戻らなかった。
彼女は、そのベッドを見つめて言った。
シェラ(人間時代)
シェラ(人間時代)
彼女は、生きることと、消えることを、同じ目で見た。
どちらも、光っていたから。
ただ、太陽の光だけは嫌いだった。
“生きろ”と強制してくる光だったから。
最後の夜、彼女は、自分の鼓動が乱れるのを聞いた。
機械の音が、遠ざかった。
天井が白く滲んだ。
シェラ(人間時代)
シェラ(人間時代)
そう思った瞬間、体がスッと軽くなった。
ベッドの上に自分が残っていた。
細くて、動かない身体。
その中に、小さな光があった。
シェラ(人間時代)
そう思った。
苦しさはなかった。
太陽も、なかった。
夜だけの世界に、落ちていく感じだった。
…鎌を持つ影が現れた。
影
彼女は迷わなかった。
シェラ(人間時代)
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