麗
私…誰って…
麗
お前…もしかして…
麗
記憶喪失ってやつ?
???
なにそれ
麗
んー何を覚えてるとかあるか?
???
寂しい…?
???
会い…たい?
麗
ふーん…
麗
じゃあさここを出て
麗
旅しよ!
???
たび?
麗
いろんな所へ行って
麗
いろんな経験をして
麗
いろんな人と会って
麗
…そうすれば
麗
って名前…わかんないのか…
麗
あんた…きれーな花付けてんね
麗
よし!仮だけど
麗
『華』
麗
でいいかな?
麗
私と同じ1文字!
華
……ん
華
なんか…ぽかぽかする
麗
えっ…熱上がっちゃったかな
華
んー…?
華
むねのところが
華
じんわり
華
ぽかぽか
麗
……くひひ
麗
そっか
麗
んーこれからどうしよっかな…
麗
……あ
華
あれ、なに?
麗
あれは学校
麗
たくさんの人が集まって
麗
授業を受けるんだよ
麗
……私はあんま好きじゃないけど
華
…れいがきらいなもの
麗
べ、別に嫌いではないよ?!
麗
ただ
麗
楽しかった思い出はないかな
華
おもいで…
ザッザザザーザッ
華
…え
ブツッ
???
……………
???
ヒソヒソ……
???
ヒソヒソヒソ……
ザッザザザーザッ
麗
……な
麗
……は、な
麗
……華!!!
華
……!
麗
………顔色悪いね
麗
帰ろうか?
華
フルフルッ
華
まだ
華
だいじょ、ぶ
華
っぅう……
華
ぐふっ…
華
ごほっ……
麗
本当に?
麗
……不味そうだな、家に帰ろう
華
お、ぇっ……
麗
え
そこには
季節外れの花弁が何枚か
唾液と共に落ちていた






