マイキー
○○行こ
○○
……
○○
…うん
○○
……
○○
(圭介が…死んだ)
○○
…なんで
マイキー
…○○
○○
…マイキー
○○
私…悲しいのに…涙、でないや
○○
冷たい人間なんだね…
マイキー
…
○○
大切な人は必ず…私達の前からいなくなるんだ
○○
だったら…もう
マイキー
…ごめん
○○
マイキーが悪い訳じゃない
○○
私が悪かったんだ…
○○
(そうだよ…私が…私が悪いんだ)
場地母「○○ちゃん」
○○
…おばさん
○○
ごめんなさい…私が…私が
「○○ちゃん…自分を責めないで」
○○
…でも
○○
圭介は
「○○ちゃん…お願い。 ○○ちゃんは悪くないの。 だから圭介の分まで幸せになって」
○○
…おばさん
「私ね、○○ちゃんと圭介の仲のいい姿を見るの好きだったの」 「あなた達いつも笑顔で楽しそうだったわ…だから最後は笑顔で見送ってあげてほしいの」
○○
…笑顔で
「お願いできるかしら?」
○○
…はい
○○
すみません…ちょっと席を外します
「ええ」
マイキー
…○○?
○○
ん?どうしたの?
マイキー
…なんで
○○
笑顔でいるからおかしい?
マイキー
…いや
○○
おばさんにお願いされたんだ
笑顔で見送ってあげてほしいのって
笑顔で見送ってあげてほしいのって
○○
だから笑顔で見送るの
○○
どんなに辛くても圭介が心配しないように
マイキー
…
○○
もう圭介には何にもしてあげられないけど
○○
これが私なりの今できる精一杯の事だから
マイキー
○○は強いね
○○
…強いわけないよ
○○
みんなが居るからみんなを守ってくれた圭介がいるから強くいられるの
○○
私はみんながいなかったら弱虫で泣き虫のなんにもできない奴なんだよ
マイキー
…俺と同じだ
○○
だね
○○
それにマイキーも私も寂しがり屋だもん
マイキー
…だな
(あの子ずっと笑ってるわよ) (不謹慎だわ) (亡くなった子の彼女さんでしょ 悲しくないのかしら) (これだから暴走族のがしてる不良は) (気持ち悪いわ)
マイキー
○○
○○
いいの
○○
言わせておけばいい
○○
私は気にしないから
葬儀後
千冬
場地さん…
○○
千冬
千冬
…○○
ギュッ
○○
ごめんね
千冬
…は?
千冬
何言ってんだよ…
お前が1番辛いのに…
お前が1番辛いのに…
千冬
お前は大切な…大好きな人を…彼氏を
○○
千冬…
もっと泣いてもいいんだよ?
もっと泣いてもいいんだよ?
○○
誰も見てない
○○
好きなだけ泣きな
千冬
…うぅ
千冬
俺…場地さんに…まだ…なんも言えてねぇのに
千冬
ひでぇよ…
千冬
なんで…なんも言ってくんなかったんだよ
千冬
…いやだよ
千冬
○○…ありがとな
千冬
ちょっとスッキリした
○○
良かった
千冬
…○○はいいのか?
○○
うん
○○
ほら、途中まで一緒に帰ろ?
千冬
…おう
○○
ただいま
エマ
○○どこ行ってたの!?
○○
…千冬のとこ
マイキー
千冬大丈夫だった?
○○
わかんない
でも大丈夫そう
でも大丈夫そう
マイキー
そう…
エマ
…
エマ
マイキー!
エマ
○○!
ギュッ
○○
…え?
マイキー
…エマどうした?
エマ
なんで2人とも泣かないの?
○○
…
マイキー
…
エマ
今はウチだけしか見てないから泣いてもいいんだよ?
エマ
我慢しなくていいんだよ?
エマ
最強だからとか強いからとか関係ないの!
エマ
大事な人が亡くなって悲しいわけないじゃん!
エマ
自分の気持ちまでセーブかけなくていいの!
○○
エマ…
マイキー
エマ…
○○
うぅ…
○○
私…どうしたらいいの
○○
…もう頭ん中ぐちゃぐちゃだよ
マイキー
…場地
マイキー
…勝手にいなくなんなよ
○○
私達を置いていかないで…
エマ
(○○とマイキーがあの時ウチにやってくれたように…ウチも2人を支えたい)