この作品はいかがでしたか?
102
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オクタンとブラットハウンドのCPです。苦手な人はプラウザバック。
そして主はAPEX始めたばっかの初心者です。
なのでキャラクターの設定、口調、等誤解や理解しきれていないところがあるかもしれません。
そこのところはご了承くださいませ。
※若干キャラ崩壊注意
銃弾の音が飛び交い、あちらこちらで敵がダウンしているのが目に見える。
だが、そんなものはもう見な慣れた。
何せ此処は激戦区、キャピトルシティーなのだから、そうなっても当たり前の事だ。
照準を除くと、遠くに1人敵が見えた。
敵はこちらに気づかず、他の敵がダウンした時にドロップしたアイテムを漁っている。
その隙を狙い、敵に照準を合わせた。
そして、撃つ。
幸いにも敵のシールドは割れていたようで、弾が数弾当たっただけで敵はダウンした。
1人、ダウン。
続けて、銃弾の音でこちらの存在に気づいたのか、先程の敵の仲間と思われる者が2人出てきた。
そして私に目をつける。
だが、2人だろうと屈しない。
まずアーマーが弱い敵に照準を合わせ、銃を撃つ。
1番レベルが低いアーマーだったので、容易く1人の敵は倒れた。
もう1人の敵に目をつけると、奴は紫アーマー。
此方と敵側のアーマーだとレベルが違う、こちらの方が断然的に低い。
シールド力としては此方の方が不利だが、エイム力は此方の方が上手だ。
物陰に隠れながらP2020で敵を撃つ。
相手のシールドが割れたことを確認すると、相手の頭に向けて銃弾を数発当てた。
すると、あっという間に敵2人はアイテムをドロップして倒れた。
2人、ダウン。
敵を倒すことなど、このブラット・ハウンドの手にかかれば、容易いもの。
「…ふ。」
鼻で軽く笑う。
だが、敵を倒したことによって気を良くしたのがいけなかったのだろうか。
またもや敵から攻撃を受けた。
しかも、先程の戦いでシールドが割れていた為、体力が半分以上削てしまった。
素早く物陰に隠れ、身を守る。
まずい、早く回復しなければ。
そう思ってリュックサックを漁るが、アイテムがない。
シールドセル、注射器、そういった回復アイテムも手持ちにないのだ。
回復アイテムがない状況で敵と対向するのはまずい。
(……ここは一旦ひくべきか)
坂道を滑るように降りて、近くにあるビルに入ろうとドアを開けた。
そのまま建物内に入ろうとした時。
運悪く、敵の銃弾が当たった。
体力もさほどなかった為、私はそのままダウンしてしまった。
クソ…読まれたか…。
先程私を撃っていた敵が近くに駆け寄る。
きっと相手はフィニッシャーを決める気なのだろう。
仲間達に申し訳なさを感じながら、目をぎゅっと瞑る。
だが、その時。
バタリ。
近くで何かが倒れる音がした。
閉じていた目を開けると、そこにはダウンした敵が。
今の数秒で敵がダウンした。
何故だ?
まさか新しい敵か?
顔をあげて顔を確認してみると、予想とは裏腹な、見慣れた覆面が。
「…オクタビオ。」
彼の名を呼ぶと、彼は私の名を呼び返し、悪戯げに笑う。
オクタビオ・シルバ。
彼とは普段ならあまり関わりはない、無関係の人物だが、今は仲間同士。
私がダウンした事を確認し、助けに来てくれたのだろう。
「おいおい、ダウンしてんじゃねぇよ。」
「…すまない。回復がなかった。」
「まあそれは仕方ないか。」
オクタビオは、はははと笑う。
すると、何処からかまた銃弾の音がした。
そうだ、此処は激戦区、キャピトルシティー。
油断は大敵だ。
「おっと。こりゃまずいな。」
「オクタビオ。敵が近くにいる、気をつけ___」
注意を促そうとする否や、ひょいと体が浮く感覚がする。
急な体の浮遊感覚に驚いてしまい、バランスを崩してしまう。
だが、体が落ちる前に背中とひざ裏に腕を回され、ぐいっと引き寄せられた。
私は今、オクタビオに抱き上げられている状態になった。
「な、何している!?…早く敵を…」
「逃げるが勝ちっていうのはこういう時に使うんだよ!」
私が言葉を言いかけると、オクタビオがすかさず言い返す。
すると、オクタビオはそのままドアを蹴ってこじ開け、走って建物を出た。
逃げた!?
「ちょ、ちょっと待て、オクタビオ!逃げるよりも敵を倒した方がいい…!」
今、この「敵に狙われている。」という状況下で逃げてしまえば、敵に背を向ける事になる。
それに、オクタビオは私を抱えている状況だ、武器も持っていない。
それこそ敵にとっては好都合だ。
オクタビオが敵にやられてしまう。
「そしたらアミーゴが他の敵に狙われて死んじまうだろ?」
「私のことは…!」
「俺が良くねぇ。」
少し低いトーンの声で、言い放たれた。
時が止まったような気がした。
オクタビオが発した言葉が頭に響いている。
覆面の下から少し覗いている目は、私のことを捉えて、離さない。
彼とは似つかわしくない、真剣な眼差し。
その眼差しと、先ほどの言葉が重なった時。
「ブラットハウンド?」
名を呼ばれ、はっと我に返る。
「…ああ、少し驚いただけだ。」
心臓がどきりと大きく脈を打ったのも、全部驚きからだろう。
冷静になった頭でそう考えた。
「んじゃあ気晴らしに飛ぶか!ブラットハウンド!」
「は?え?何を言っている?」
「行くぜー!」
私の制止の言葉は耳に入っていないのか、はたまた無視をしているのか。
地面にジャンプハットを設置すると、彼はそれを踏み台にして、空へ勢いよく飛ぶ。
勿論私を抱えたまま。
彼は高笑いをして大層気分が良さそだ。
それは彼の仕事柄だろうか。
いや…今はそんなこと考えている暇はない。
地面との距離が遠い事に激しい恐怖を覚える。
否…恐怖と言うよりかは、煩わしさと言った方が正しいだろう。
「っ…オクタビオ…!私の話を聞かずに何故こんなにも危険な事を…」
「あー。そういや今気づいたけど、お姫様抱っこしてるな。ブラットハウンドの事。」
唐突にそんな事を言われ、頬が熱くなる。
全く意識していなかったが、この体制はオクタビオの言う通り…。
「お、下ろせ!!今すぐ!!」
煩わしさと羞恥心で軽く混乱してしまい、思わず口走る。
瞬間、オクタビオは私をぶんと上にあげ、ぱっと手を話した。
「え。」
空に投げられた。
時がスローモーションのように遅く、流れている感覚がする。
だが、それは本当にあっという間で、凄まじいスピードでの落下が始まる。
頭が真っ白になって、何も考える事が出来なくなる。
あまりにも大きい驚きや煩わしさから、声も出ない。
そのまま地面に落下すると思いきや、寸前、キャッチされる。
途端に、鳥肌がぶわりと全身に広がった。
自分の耳でもよく聞こえるぐらい、心臓がバクバクしている。
「お望み通り下ろしてやったぜ?」
此方の気も知らずにニヤニヤと笑いながら言う目の前の奴に、怒りを覚える。
「……オ…」
「オクタビオ・シルバー!!!」
怒りを込めて名を叫ぶ。
だが先程の件もあって、その声は若干震えてしまった。
そのせいで、やはりその事をつつかれる。
怒りが更に蓄積され、オクタビオの顔面めがけてパンチをお見舞する。
それなりに痛かったのか、オクタビオは「いてっ」と顔を顰める。
ダウンしている状態の為あまり力は入れられなかったのが残念だ。
「アミーゴ、そんな事してると助けないぜ?」
肩を竦めながら、オクタビオが言う。
そうだ、怒りで忘れていたが、ダウンしている状態だと、他の味方に助けて貰わなければならない。
…どうして、こんな時に限って。
「…早く。」
苛立ちから、素っ気なく助けを促す。
だが、オクタビオは鼻で軽く笑うと、聞こえないふりを1つ。
「…っ、早く助けろ!」
「もっと丁寧に言ってくれねぇとな?」
覆面の下でクスクスと笑う奴に、一層と腹が立つ。
それは紛れもない屈辱だ。
わなわなと唇が震える。
意地でも唇を開きたくない。
だが、このままだと死んでしまう。
…クソ。オクタビオ・シルバー……!
心の中で奴の名を呼び、意を決して唇を開く。
そして、意地でも言いたくなかった言葉を一言。
「…助けてくださいオクタビオ様。……」
「よく言えましたー。」
子供を褒めるようにえらいえらいと頭を撫でられ、蘇生させられる。
今度コイツと敵になった時はぶっ殺そうと心に誓った。
コメント
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ブラハ視点の心情の文(?)書き方?なんか国語力無くて申し訳無いんですけど、それがもう上手すぎて❗️😇😇😇😇😇 あとオクタンのワントーン低い声とかドS感とかがもう最高でしたありがとうございます🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️
うわぁ(ᯅ̈ )……大好きっす(⊃_ ̫ _)⊃