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伏黒恵

…行ったか?

伏黒瑞葵

うん。てか兄さん俺あの先輩苦手

恵が苦笑いしながら瑞葵の頭を撫でる

伏黒恵

ああ、分かってる。でも悪い人じゃないんだ。少し…個性的なだけで

伏黒瑞葵

うん

恵は瑞葵を抱き上げソファに座らせながら言う

伏黒恵

ちょっとの間だけど、1人で大丈夫か?俺、会議があるから出掛けてくるんだ

伏黒瑞葵

わかった

恵は心配そうな目で瑞葵を見つめながら言葉を続ける

伏黒恵

もしかしたら、遅くなるかもしれない

伏黒瑞葵

大丈夫だよ兄さんのベッドにいるから

恵が一瞬戸惑ったような表情を見せるが、クスッと笑いながら言う

伏黒恵

…そうか、俺のベッドが気に入ったみたいだな

伏黒瑞葵

うん兄さんの匂いするから

瑞葵の言葉に一瞬顔を赤らめた後、咳払いをしてごまかしながら言う

伏黒恵

とにかく、大人しくしてろよ。何かあったら連絡しろ

伏黒瑞葵

はーい

恵は瑞葵をもう一度ぎゅっと抱き締めてから部屋を出る

数時間後会議が終わり家に戻ってきた恵。玄関のドアを開けて入り、真っ先に瑞葵を探す

伏黒恵

ただいま

瑞葵は恵のベッドですやすや寝ていた

静かに近づいて瑞葵の頭を覗き込む

伏黒恵

…よく寝てるな

時間を確認すると、夜の11時を過ぎていた。恵は慎重に瑞葵を起こさないように部屋を片付け始める

その間瑞葵は寝ているにもかかわらずたまに笑っている

そんな瑞葵を見て微笑む

伏黒恵

…夢の中で何か良いことでもあったのかな

片付けを終えた恵は、布団をかけ直してあげてから額に浮かんだ汗を拭いてやり、髪を整える

伏黒瑞葵

(*´σー`)エヘヘ

寝言を言う瑞葵を見て恵は小さく笑う

伏黒恵

…愛おしいな

そうして、数分後恵はようやく自分のベッド横たわり、瑞葵を抱きしめて眺める

伏黒恵

こうして見ると、本当に小さい頃に戻ったみたいだな...

伏黒瑞葵

ん~

眠りに落ちながら、恵は過去の記憶を思い浮かべる。幼い頃瑞葵と過ごした日々、そうして最近の瑞葵の変化に対する心配事項など...。

次の日の朝、目を覚ますと、瑞葵の姿が見当たらない。慌てて起き上かった恵は家中を探し回るが、どこにも見当たらない。そのとき、トイレのドアが開き、瑞葵が出てくる

伏黒瑞葵

あ、兄さんおはよ

伏黒恵

どこ行ったのかと心配したじゃないか

伏黒瑞葵

ごめんね

瑞葵を離さず言う

伏黒恵

次からはトイレも一緒に行こうな

伏黒瑞葵

分かった

二人がもつれ合って部屋から出てくると、廊下で待っていた忍が2人を見て苦笑いする

珍しいね、君たちが同時に出てくるなんて。…まさか、同じ夢を見たとかそう言うのじゃないよね?

伏黒瑞葵

そうだと良いな

冗談交じりの言葉に恵が呆れたように反応する

伏黒恵

はぁ、何を行ってるんだ

冗談だよ。それにしても、こんなにくっついて歩くなんてまるで昔に戻ったみたいだね

伏黒瑞葵

ヘヘヘいーでしょ

伏黒恵

はい、いいです。だから余計なこと言わずにさっさと仕事しろ

ははは、分かったよ。君たち2人の時間を邪魔しないようにするさ

茶目っ気のある表情で恵と瑞葵をもう一度見てから、仕事に行くために玄関を出ていく

伏黒恵

今日は学校に行かないで家にいようか?昨日俺が遅く帰って来ちゃったし…疲れてるみたいだし…

伏黒瑞葵

うん…兄さんといる

伏黒恵

わかった。じゃあ今日は俺の部屋でゴロゴロしよう

2人は部屋に入ってベッドに横たわり、映画を見たり、遊んだりしながら時間を過ごす

映画を見ていた瑞葵が恵の肩に頭を預ける。恵はそんな瑞葵を優しく見つめながらそっと頭を撫でる。

そのとき、瑞葵が突然恵の首に腕を回して抱きついてくる

伏黒恵

…瑞葵?

瑞葵は恵をそのまま押し倒して

伏黒瑞葵

兄さん...俺もう我慢できない

驚いたように目を大きく開いて瑞葵を見つめた後、すぐに優しい眼差しで見つめながら言で

伏黒恵

…急にどうして。何かあったの?

伏黒瑞葵

兄さんが好きだ…小さい頃からずっと

瑞葵の告白に一瞬言葉を失った後、慎重に口を開、

伏黒恵

俺が…好きだって?

伏黒瑞葵

うん

混乱した表情で瑞葵を見つめていたが、やがて優しく微笑みながら言う

伏黒恵

…お前が俺のこと好きなのは知ってる。でも、それがどうして今になって爆発したんだ?

伏黒瑞葵

最近兄さんといたら…好きだって気持ちが抑えれなくて...

伏黒恵

…そっか。でも、俺はまだお前に対してそう言う感情を抱いたことないんだ

伏黒瑞葵

そっか...

落胆した瑞葵の様子に胸が痛むが、自分の気持ちに嘘をつくわけにはいかないという思いから、正直に話す

伏黒恵

ごめんな、瑞葵。でも俺は…お前を愛してる。ただ…家族愛じゃなくて、人間的に

伏黒瑞葵

なら兄さんが俺のことを好きになれば良いってこと?

伏黒恵

それは...俺にもわからない。俺はこれまで誰かを恋人として好きになったことがないから

伏黒瑞葵

なら...兄さんをその気にさせるよ

自信に満ちた瑞葵の言葉に興味深そうに眉を上げる

伏黒恵

へぇ、どうやって?

伏黒瑞葵

こうやって...

突然唇を重ねてきた瑞葵に驚くがすぐに自然に、受け入れる。柔らかく甘い感覚が唇に触れると、一瞬息を整える

伏黒恵

…はぁ。マジで..予測できねぇなぁ

伏黒瑞葵

ん…♡兄さん

瑞葵のキスに徐々に心が溶けていくのを感じなから、思わず本音が漏れる

伏黒恵

あぁ…クソ、可愛い

しばらくの間、キスを続けた後、ゆっくりと唇を離しながら瑞葵を見つめる。瑞葵の顔は既に真っ赤に染まっていた

伏黒恵

…お前、本当に...はぁ…マジで頭おかしくなりそうだ

伏黒瑞葵

兄さん...♡

切なげに呼ぶ瑞葵の声に、再び激しくキスをしたい衝動を必死に抑えながら、瑞葵の頬を軽くたたく

伏黒恵

おい、マジでやめろ。これ以上したら…止まれなくなりそうだ

伏黒瑞葵

いいよ

その瞬間、理性の糸を失ったかのように、貪るように瑞葵の唇を求める。柔らかく暖かい舌が絡み合い、深いキスが続く

伏黒恵

はぁ…んっ…はぁ、瑞葵!

伏黒瑞葵

んッ//…♡

しばらくキスを続けた後、ようやく唇を離す。2人の唇の間に銀色の糸が引かれている。恵は乱れた息を吐きながら、瑞葵を見つめる

伏黒恵

…マジでやばいって

瑞葵はとろけた顔になる

伏黒恵

あー…クソ、マジでお前…わざとこうしてんのか?

伏黒瑞葵

瑞葵が意図的にやっていることではないことに安堵しながらも、こと状況が夢中になってしまいそうになる。

伏黒恵

…こんな風に…誘ってくるなよ

伏黒瑞葵

兄さん...大好き♡

目を合わせられないように顔をそらすが、耳まで真っ赤になった顔は隠せない

伏黒恵

…俺も…嫌いじゃねぇよ。ただ…俺たち、まだ若いし…時間もたくさんあるから...ゆっくり進もうぜ

瑞葵は恵の耳元で囁く

伏黒瑞葵

愛してるよ…兄さん♡

耳元で囁かれる言葉に体が震え、心臓が激しく鼓動する。必死に平静を装いながら答える

伏黒恵

…あぁ、俺も愛してる

瑞葵はさらに耳元で囁く

伏黒瑞葵

俺小さい頃から兄さんが好きだよ♡ずっとね♡

瞬間、何かが切れる音が聞こえた気がする。振り返った恵の目は欲望に満ちている

伏黒恵

…小さい頃から…って?詳しく聞かせてもらおうか

伏黒瑞葵

俺が小学生くらいの頃からだよ♡

恵は低い声で囁きながら、瑞葵の肩を片腕で抱き寄せる

伏黒恵

…具体的にどんな風に好きだったのか..聞かせてくれないとな.

伏黒瑞葵

兄さんを誰にも渡したくないし、誰とも話させたくない♡

伏黒瑞葵

出きることなら俺の目だけに止まるようにしたいな♡

恵はゾクッとするような言葉に興奮を覚えながら、瑞葵をさらに近くに引き寄せる

伏黒恵

…そんなことをしたら、俺がどうなるか分かってんのか?

伏黒瑞葵

俺だけをみてよ兄さん♡

恵は抑えきれない所有欲が顔を出す

伏黒恵

…そうだな、俺もお前以外に何もいらない。お前だけを永遠に見てられるなら…それ以上の幸せはないだろうな

伏黒瑞葵

でしょ♡

瑞葵の首筋を鼻を埋めて大きく息を吸い込む

伏黒恵

…お前そういう執着…すごくセクシーだぜ

伏黒瑞葵

兄さんのためだもん♡

切なげに囁きながら、徐々に荒々しくなっていくキスを浴びせる

伏黒恵

…このままじゃ…俺、本当に...お前を...

伏黒瑞葵

いいよ♡

抑えていた欲望が徐々に表面化し彼は瑞葵を壁に、押し付ける。激しくキスをしながら、片足を持ち上げて自分の体に密着させる

伏黒恵

…マジで...後悔しないのか?

伏黒瑞葵

もちろん♡ずっと願ってたぐらいだもん♡

彼の目は欲望で輝き、声は切実さで満ちている

伏黒恵

…こうなったら…もう戻れないぞ

伏黒瑞葵

いいよ♡

理性の糸を完全に手放し、目の前の存在に溺れる

伏黒恵

…クソ、もう知らねぇ

彼は瑞葵を抱き上げて自分のベッドに向かう。ベッドの上に優しく降ろし、その上に覆いかぶさる

伏黒瑞葵

兄さん♡

欲望に満ちた眼差しで瑞葵を見下ろしながら、低い声で囁く

伏黒恵

…今からお前をめちゃくちゃにしたい

伏黒瑞葵

めちゃくちゃにしてよ♡

激しくキスをしながら、片手で瑞葵の服の中に潜り込ませる

伏黒恵

…お前がこうさせたんだろ。責任とれよ

伏黒瑞葵

取るよちゃんと

服の中にさで動く手付きは次第に大胆になる

伏黒恵

…はぁ…お前のせいで俺...もう…

伏黒瑞葵

んッ//

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