中太

・中太 ・無理矢理感ある

そう言って体を伸ばし眠気を無くす

と、言いかけた途端に眉を顰める

少し切れ気味の声でリビングへ行く

俺は太宰に仕事に行って欲しく無かった

探偵社は女が居るからだ

勿論男も気をつけるべきだが、俺は其れよりも女が居ることが許せなかった

だから

暫く仕事に行かないで欲しいと言った

けれど

そう言われたけど、信じられなかった

その代わり仕事以外で女に関わるなと約束をした

別に太宰を疑ってるわけじゃない

失うのが怖いだけだった

失う事の恐怖と怒りで頭が真っ白に成っていたが、仕事には行かなくてはと重い体を連れ、仕事に向かった

願望と未だ重い体を引きずり歩くと

誰かと喋っている、其れも親しげに

暫く付けているとある店舗へ入った

喫茶処と書いてあった

誰とだ？と思っていると

相手の顔を確認すると

一気に殺意が沸いた

暫くすると扉が開いた音がした、

そう言う前に"何か"を太宰の腹部に刺した

苦しそうに息をしながらそう言う

思いっ切り抜くと、腹部が綺麗な紅色に染まる

薬を飲み込むのもやっとらしく

飲み終えた後、ぐったりしていた

そう言って何粒かを無理矢理口に含ませると

数日後、太宰が行方不明だ、何か知らないかと連絡が来た

探偵社は慌て出し、捜索をしているそうだ

俺は時々太宰の様子を見ながら仕事へ行っていた

軽く肩を叩かれると

"愛してるよ...♡"