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まだちょっぴり寂しいのは内緒。
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僕たちはまだ身体で繋がっていない。
そのくらいがんばるんだから大丈夫でしょ 、 ちょっとくらい ... ！
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いつも通り、外に出るのは凄く嫌だったけど、がくくんが見てくれてると思うと気が楽になる。
がくくんは僕の後ろに付いてきてるんだけど、絶対に振り向いちゃダメだって言ってた。
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事務所に行くのはすごく怖い。
僕の居場所なんてどこにもないんだからさ 、 。
一歩一歩が重い。
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ふと足元を見ると、靴紐が解けているのに気がつく。
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先程まであったがくくんの匂い、体温、暖かさ、全てが遠い昔のもののように思えた。
紐を結ぼうとかがんだとき。
頭の強い衝撃が、僕の意識を奪った。
ちりん、ちりん。
すずの音が聞こえる。
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すずの音は僕に近づいたり遠のいたり、
僕の周りをぐるぐると回る。
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微かに彼の匂いがする。
当たりを見渡そうとするけど、暗くてよく分からない。
自分が今、目を開けているのかすらも曖昧だ。
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この前よりもがくくんの気配が少ないような気がする。
あれ、？
がくくんとは違う、生臭い匂い。
これ、 .... 血 ？
お腹に強い衝撃。
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目を開けると、僕は知らない場所に居た。
暗くて、冷たくて、寒くて。
とりあえず起きてみる。
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起きようとした時、誰かが僕の胸ぐらを掴んだ。
暗くて見えない。
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不破くんを睨むと、頭がズキズキといたんだ。
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頭を触ってみると、ぬるっとした感触があった。
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理解が追いつかない。
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不破くんは僕を睨んでいた。
こわい
がくくんは？
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そんなことない。
そんなこと、 ....
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不破くんが僕に覆い被さる。
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こわい
がくくんまだ？
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不破くんが僕の頭を殴った。
あぁ、
もうダメなんだ、
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コメント
7件
いつの間にか続きでてた！最高ですありがとうございます😇
続きめちゃめちゃ待ってます.......
うわああああ最高すぎます！！ほんとに好き。大好き
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