夏津
夏津
夏津
夏津は
幼い頃からスポーツをやっていた。
バスケ、サッカー、野球…
なんでも出来て とても優れた成績を残した。
そんな彼の父は 監督をしていて、夏津の事も よく指導していた。
父は、夏津は自分がいたから スポーツが出来ていると 「思い込んで」いた。
ある大会の日
夏津の父
夏津の父
夏津の父
幼い頃の夏津
幼い頃の夏津
幼い頃の夏津
しかし その大会では4位で、 県大会出場の夢は
消え去った。
夏津の父
夏津の父
煙が部屋を徘徊し、ツンとした匂いが 辺りに広まっていたが
咳き込む隙さえ与えられなかった。
幼い頃の夏津
ドゴッ
幼い頃の夏津
幼い頃の夏津
夏津の父
夏津の父
夏津の父
夏津の父
夏津の父
幼い頃の夏津
夏津の父
夏津の父
ジュゥ…
熱い物が手に当たり
その瞬間、熱さと痛さを覚え、
夏津の父
心身の壊れる音がした。
その跡は今も残り
その思い出を忘れさせてはくれない。
夏津
夏津
夏津
夏津
だけど、一度だけ
たった一度だけ 話したことがある。
その人は 俺に希望を与えてくれた。
俺の大切な親友。
初めて 生きてて良かったって思えた。
夏津
夏津
その何とも言えない感情が 彼の心を蝕んだ。
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辛い過去が…