テラーノベル
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黄昏時に彼は言った
「いいところ知ってるよ」
俺にはまるで、魔法のような言葉に聞こえた
なんでっ…
忘れてくれないの…?
貴方には…
幸せに生きててほしいのにッッ……
#2願い
いつから走り続けているのだろう
その神社はね、森の奥深いところにあるの
脚が痛い…ずっっと地面に当たると激痛が走る さっきまでは夕方だったくせに、辺りは薄暗いどころか真っ暗だった
森に入るなら、時を示すものを持っていってはいけない あ、時計とかだね、荷物は全部置いていったほうがいいよ
何にしろ森に入ったとたん、時空が歪むからね 現実世界のものをもって入ったら、時間のズレがエグくなるからね
森には一人で入ること。 願いを叶えたいならね… 神様は人を視て神域にいれるか決めるんだ 複数にんだと自分を浅く視られるからね
人の気配も、動物の気配もない きっと、この森には俺しか居ないんだ 心細くて、怖くて、誰かに頼りたくて…
少しでも気分をまぎらわそうと、名前を呼ぶ
森の奥深くに進み続ける
高校生にもなって親の名前を今此処で言うのは少し恥ずかしい
少し、口にしようか迷う… この名前を俺が口に出していいのだろうか? 許されるだろうか
どぬくさんッッッ……
俺の声が、ただ響いた
!?…ぁ…
辺りが途端に明るくなる
目の前には大きな鳥井 鳥井奥には淡い光が滲んでいるのが見える さっきとは、まるで別世界の光景に鼓動が速くなる
神様に選ばれたのなら…、 鳥井をくぐる…強く、強く願いながら
俺は、ゆっくりと手を組んだ そして歩きだす
あの人に会わせてください
っ…やっぱ、そうだよね…
ありがとね…?
もふくん
鳥井を潜れた…
霓狐神社…?
目の前には、立派な社がある 俺は、一歩前へ出た
暗闇に包まれた謎の空間
返事はない辺りはしんとしている
また、強い孤独感に襲われる 心細くてたまらない 今すぐ逃げ出したい そんな気持ちから体が小刻みに震える
しゃらん
しゃらん
しゃらん
何処からか鈴の音が聴こえてくる
しゃらん
しゃらん
…
しゃらん
今度はすぐ後ろから聞こえた。 まるで、俺の耳の横でならしているようだ
もちろん、後ろには誰もいない。 ただ、暗闇が続いている 少し、安堵したような、拍子抜けしたような…
此方だよ…
はっと我に返る その声は…
声色を変えず淡々と話す
おかしい、さっきの声じゃない 中性的な、籠っている声 さっきはもっと、俺の知ってるあのこe
貴方は少し考えたように言った
予想外の答えについ口調が荒ぶる
裏切られたような気持ちになる
神は声を張り上げる
誰かの強いお想いを叶えて
?¿?¿?
こんにちは~ 今回も読んで頂いてありがとうございます😍 ちょっと今回色々おかしな点があるかもしれないです😢てかあります
前回もいいね・コメントありがとうございました! 主めちゃハッピーハッピーハッピー♪ こういうのが時代遅れって言うんですね
今回もしてくれたら嬉しいな~🙄
コメント
7件
読み応えありすぎ! まじで見入る! もふさんの願いは〜〜〜さんに会うことで 最後の〜〜〜〜さんと〜〜〜〜さんはなにを企んでるんだろ? 次回が楽しみすぎる!
わー!!(?) mfくん早く会ってほしいよ~😭 あの2人……(誰とは言わない) 何を企んでおるのだ…!?!? まぁ私からしたらてぇてぇ だけだけど…(((
最後の2人はじゃっぴとたっつん!?どんな感じに利用?してるんだろう(;o;)