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紫
俺を連れて「鶴屋食堂」という、小さな看板が立てられている建物の中に入る
戸口ののれんをくぐって見ると27歳くらいの男性が出てくる
赤
店の中も質素で古びている
呆然としていると、いるまさんが俺の背中を押した
紫
緑
その人は、慌てた様子で俺に駆け寄ってきた
緑
そんなことを言いながら俺を座敷にすわらせてくれた
それにしても、食堂だというのに、暑い
外よりはマシだけど、むっとしたような熱気が広がっている
暑い、暑すぎる。でも、この店にクーラーらしきものはなかった。
せ、せめて扇風機。視線を走らせると、そこには1台の扇風機を見つけた。
随分と年季の入った埃まみれの扇風機だ。ずっと見つめていると、
緑
俺の視線に気づいたのか声を掛けてきた。
緑
赤
緑
そう言ってすちさんは、やけにレトロなうちわを持ってきてきてきた。
紫
赤
やわらかい風が、俺の首元を覚ましてくれた
緑
すちさんは何気なくそう言った
赤
俺はそんな事を思いながら、すちさんの話を聞いていた。
紫
緑
紫
軍需生産?
耳慣れない言葉を吐いたいるまさんに、チラリと視線を送る
紫
安心させるような口調。でも、そうの内容が頭に入ってこない。
赤
そんな事を思いながら、呆然と話を聞いていると…
紫
赤
決意に満ち溢れた表情で語るいるまさんから、すちさんへと視線を移す
緑
紫
いるまさんは、きらきらと希望に輝く瞳で、熱を帯びた口調で語った。
赤
赤
赤
っていうか、ここはどこ? 俺の知っている場所じゃないみたい。
その時、ふと、横のテーブルに載っている新聞が目に入る。
俺は思わず手を伸ばして、日付を確認する。
「昭和 二十年 六月 十日」
……え?どうゆう事?
赤