君と一緒に居たいだけ

朝

昨日カーテンしないで寝てたのか、…

上半身だけ起こして

大きく伸びをする

…そーいえば、

えとさん体調治ったかな…

…ｶﾞﾁｬ

ゆっくりとドアを開き、

えとさんの部屋に向かった

コンコンコン…

ゆあん)…入るよ〜

…ｶﾞﾁｬ

まだ寝ている

熱があるかだけ、

…確認しよ

ピト…

えとさんのほっぺに手をあてる

手をどける

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…

少しだけしょんぼりしてる

出来ることなら

えとさんの横にいたい

そんな事、

…

今の俺には言える訳がなくて

ｶﾞﾁｬ

タッタッタッ…

階段を下りてリビングに向かう

ｶﾞﾁｬ

いつもはえとさんと登校してるけど、

今日はえとさんが居ないから

一人で登校することにした

今日、

…絶対学校しょーもないだろうな、

隣の席には

誰も居ない

…早く終わんないかな、

タッタッタッ…

俺は学校から出た瞬間に走った

…早く会いたいから、

ｶﾞﾁｬｯ

勢いよくドアを開けた

それより、

早く行こう

鞄は片付けて、

服も着替える

コンコンコン…

ｶﾞﾁｬ

…ｷﾞｭｳｯ

わずかに呼吸の仕方が荒い

走って来たんだろうな

ゆあんくんの顔が赤い

珍しく顔を伏せている

…グイッ

ゆあんくんが私の元へ来る

そんな事を言いながら

私の口をゆあんくんの口が塞ぐ

わずかに口が開いた瞬間、

ゆあんくんの舌が口に入ってくる

やっと口が離れた

頬が熱い

ピトッ

ゆあんくんが私の頬に手をあてる

ピタッ

ゆあんくんの頬に手をあてる

煽るように にっ と笑って見せつけた

ｶﾞｯ…

また口を塞がれる

ｷﾞｭｳｩｯ

ゆあんくんの腕の中

…ずっとここにいたいな