結局5年たった今でもあの電話番号は使われてないらしい
1回も繋がることは無かった
そして今私は社会人だ
りんちゃんが言う俺と離れた方が幸せになるみたいな感じであの頃程の幸せはないにしても
それなりに楽しくやっている
でも帰ってきて玄関の写真立てを見る度に思い出してしまう
そして気持ちが暗くなるのだ
写真立てを置かなければいいじゃないかって思うでしょ?
違うんだその暗くなる気持ちよりも私がこのことを忘れる方が怖い
りんちゃん達のことを1日でも忘れるのがこわい
だから今でも置いてある
明日華
って誰もいないんだけどね
寂しいな
といって5年間何もしなかったわけじゃない
ちゃんと調べては見た
だけどそう簡単にはりんちゃん達の情報は出てこなかった
まぁ簡単に出てきたら怖いよねって話で
でも見つからないことに少し安心している私もいる
小さい頃から薄々わかっていた
りんちゃん達がまともじゃないこと
はるちゃんの頭はピンクだしたまに頭がおかしくなってた
ココのお金使いの荒らさもおかしいし
何より1回だけりんちゃんのスーツに血がついてたことがあった
少量じゃない
血だと分かるぐらいに大量についていた
別に怯えはしなかった
私にはそんな事しないと分かっていたから
でも小さいながら確信した
この人達の仕事はまともな仕事じゃないんだって
だから離れて欲しいっていう気持ちも分かった気がした
だから電話をするだけでりんちゃんの要求を飲んだ
ただいつかまた会えると信じて
コメント
4件
続き楽しみすぎ(* 'ᵕ' )☆
続きってありますか?