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学校帰り
佳奈
はぁー。なんであんなこと言ったんだろう。
佳奈
もー！私のバカ…
佳奈
これからどうしよう。絶対嫌われた。
佳奈
あ、明菜に相談しよ。
佳奈
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不在着信
佳奈
えー、出ない
佳奈
忙しいのかな
佳奈
不在着信
佳奈
ついてないなー私
佳奈
はは…
その時私は自然に涙が出てきた。
佳奈
わ、やばい人がいる…
佳奈
しかも同じ高校だし…
翔
あのー
翔
大丈夫？
翔
泣いてるでしょ？
佳奈
え、あ、か、花粉がすごくて…
佳奈
へへ…
佳奈
泣いてないんで、大丈夫です。
翔
学校一緒だ。
翔
同級生？顔見せて。
佳奈
なんで…
翔
理由はないけど、目の前で女の子が泣いてるんだよ？
翔
放っておくわけないじゃん。
翔
あと、俺でよければ話聞くし…
佳奈
……佳奈です。
翔
佳奈？
翔
あ！3組の？
佳奈
はい。
翔
俺まだ自分のクラスの人しか認知してないんだよね笑
佳奈
私もです。
佳奈
まだ、1年生ですもんね。
佳奈
ちなみにあなたは？
翔
あぁ、ごめん。
翔
俺は翔。
翔
1組だよ。
佳奈
翔さん…
佳奈
なんてお呼びすればいいのか…
翔
さっきからなんで敬語なの
佳奈
だって、初対面の人に馴れ馴れしくできなくて
翔
同級生だからタメでいいんだよ？
翔
敬語は堅苦しいでしょ？
翔
俺には気使わなくていいから。
佳奈
ありがとう。
佳奈
優しいんだね。
佳奈
なんか、元気になったよ！
佳奈
本当にありがとう。
翔
どういたしまして。
翔くんのおかげで私は今まで悩んでいたことが馬鹿馬鹿しく感じるほど、元気になれた。
第四話読んできただきありがとうございました。また続き書きます。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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