息抜きちゃん！

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学校からの帰り道

気づいたら俺はそう呟いていた

俺は泣いて...そして怒っていた

自分に...

いじめられている大先生を助けられなくて

俺は見ているだけだった

俺は助けたかった

親友を

でも...

足が動かなかった

助けたかったけど

いや...

俺は...怖かったんだ

いじめられるのが

大先生を助けて

俺がターゲットにされるのが

怖かったんだ

俺は腹立たしかった

いじめられる大先生を見捨てて

自分だけでも助かりたいって思っている自分に

俺は...

俺は上を見た

泣いてるとこを見られたくなくて

そしたら

白鳥が飛んでいた

真っ白で

青い空の中を堂々と

飛んでいた

飛んでいる白鳥に見とれその後を目で追うと

白鳥は海に入った

今度は

海の青にも染まらず

悠然と

ただずんでいた

そう言っていた

あんな風になりたかった

自分の思った事を

ハッキリと

誰にも染められない

でも...

誰にも染められない

自分の思った事をはっきりと言える

あの白鳥のような

今からでも...

しばらく歩いていると

ボロボロの姿

沢山のアザ

全部俺が助けなかったからできた傷だと思うと

逃げたくなる

今までは逃げてた

でも...

俺はボロボロになった鬱先生に

そう言って肩を叩いたら

とてもビクビクしてて怖そうだった

ギュ

❦ℯꫛᎴ❧