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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ヌッシ

どうもヌッシです

ヌッシ

お待たせいたしました、第六話どうぞ

その日の夕方、お城ではセルロラ姫とマッシュ王子の結婚を祝うステファン王とレグロ王たちの姿があった

しかし、セルロラ姫の父であるステファン王は娘のことが気がかりで落ち着いていられなかった

国王様

まだあの子の姿が見えない…

レグロ

当たり前じゃ、まだ日没までに30分ある

レグロ

なにも心配はいらんよ、あれから16年経ったんじゃ、もう時効じゃよ

国王様

だが…

ドドドドド…(何かが近づいてくる音)

国王様

何だ?地震か?

レグロ

あ〜、すまぬ…

レグロ

ワシの息子じゃ…

マッシュ

じいちゃん!

レグロ王の言う通り、驚いた顔をした馬を抱えたマッシュ王子がお城を訪ねてきた

レグロ

マッシュ!

レグロ

って、何で馬を抱えているんじゃ!?

レグロ

乗ってくるでしょ普通!?

マッシュ

僕が走った方が早かったから

レグロ

えぇ…まぁいい

レグロ

それより早く着替えてきなさい

レグロ

そんな格好では未来の花嫁に会えんぞ

マッシュ

もう会ってきたよ

レグロ

なんと!

マッシュ

夢の中で

マッシュ

実際にも会った…(レグロ王の手をとり歌い踊り出す)

レグロ

ま、マッシュ?

マッシュ

名前は知らない、森の奥の小屋に住んでいるんだ

レグロ

…マッシュ、悪いがその子のことは諦めてくれ

レグロ

お前はお姫様と結婚するんじゃ

マッシュ

じいちゃんごめん、僕はあの子と結婚する

レグロ

何を言ってるんじゃ!?

レグロ

いいからさぁ早くー

マッシュ

愛する人と結婚、さよならじいちゃん!(城から走り去る)

レグロ

そう愛する人と結婚、さよならじいちゃnーって違う!!

レグロ

戻って来てくれ〜!マッシュ〜!

既に森の中へ入ってしまったマッシュ王子には、レグロ王の悲痛な叫びは届かなかった

アベル

さぁ、どうぞ

アベル

今日からここが、貴女様のお部屋でございます

セル・ウォー

……

マッシュ王子がお城を出たと同刻、セルロラ姫一行はお城の一室に到着した

アベル

ワース、鍵をかけて

ワース

(ドアの鍵を掛ける)

アベル

アビスもカーテンを閉めておくれ

アビス

(全ての窓のカーテンを閉める)

アベル

王女様、僕たちからの最後の贈り物です

三人:(魔法でティアラを造る)

アベル

これは、王族であることの印

アベル

優雅さと美しさの証そして、王女としての責任を現しています

セル・ウォー

……

セル・ウォー

(ここでオーロラ姫は愛する人と結ばれないこと、自分が王女であったことなど様々な現実を突き付けられて、ショックのあまりに泣いてしまうんだったな)

セル・ウォー

(それじゃあ僕も…)

セル・ウォー

…うぅっ(机に突っ伏し、泣き真似をする)

アビス

泣かないで…

アベル

今は一人にしてあげよう

あまりのショックに泣き出してしまった姫を思い、妖精たちは部屋を後にした

その直後のことだった

ボウッ(暖炉の火が消え、怪しい火の玉が発現する音)

イノセント・ゼロ

……(一瞬だけ姿を現し、セルロラ姫を睨む)

セル・ウォー

…?何dー

セル・ウォー

……(怪しい火の玉に魅入られ、火の玉の後を着いていく)

ワース

…知らない男との結婚だなんて、やっぱり辞めだ!

ワース

いくらなんでも可哀想じゃねぇか!

アビス

ワース、気持ちは分かりますが私たちはそれを言える立場ではない

アベル

…!イノセント・ゼロの気配がする!

アビス

!?

ワース

!?

三人:ウィステリア/さん!!

三人は急いでセルロラ姫の部屋に入るが、既に姫の姿は奇妙な階段の奥にあった

アビス

どうしてあの子を一人にしてしまったのでしょう…!

アベル

待ってくれ、ウィステリア!

アベル

ウィステリア!

ワース

どこへ行ったんだ!?

アビス

ウィステリアさん!返事をしてください!

セル・ウォー

(何だこれ…意志とは無関係に火の玉の後を着いて行ってる…)

しばらく歩くと、火の玉は怪しい糸車へと姿を変えた

イノセント・ゼロ

その針に触ってごらん…

セル・ウォー

(お父様の声がする…)

イノセント・ゼロ

さぁ、触るんだ

魔王の囁きの仕業か、セルロラ姫の手が糸車へ伸びる…

セル・ウォー

(あぁ、ダメだと分かっているのに、手が勝手にー)

ワース

絶対に何も触るな!!

アビス

ウィステリアさん、触っちゃダメです!!

アベル

ウィステリア、絶対にダメだ!!

イノセント・ゼロ

お前たちはとても、めでたい頭をしているようだね…

三人:!!

三人が怪しい魔力を辿りとある部屋に入ると、そこにはイノセント・ゼロがいた

イノセント・ゼロ

私に勝てるとでも思ったのかい?

イノセント・ゼロ

お前たちの大切なお姫様は、このとおり…(マントをひるがえし、床に伏せたセルを見せる)

セル・ウォー

……

三人:…!!!

イノセント・ゼロ

アッハハハハハ!!(高笑いをしながら消える)

アベル

…この子を一人にした、僕が悪いんだ…

アビス

…いいえ、アベル様だけではありません…

ワース

皆が悪いのですよ…

ヌッシ

今回はここまでです

ヌッシ

では(・ω・)ノシ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

5

ユーザー
ユーザー
ユーザー

続き楽しみにしてました!面白かったです😆特にマッシュとじいちゃんのやりとりのところ!確かにマッシュならやりそうだなと思いました。7のじょしさんはパロディ書くの上手ですね!次の更新も楽しみにしてます♪

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