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ここのメイドでも壁でも床でもなんでも良いから住まわせて欲しい
かわいいえるくんもみられた! うーくんのかわいさかみ
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★シリーズ(◍•ᴗ•◍) 1話完結型を 思いつくまま不定期更新
■羊の顔してオオカミ執事(R)■ エル(執事)✕うさぎ(御令息)
〈 闘え!執事くん!〉
L「坊ちゃま、何のお写真を?」 兎「あ、見て見て懐かしいんだよ!小学校の頃、地域のお祭りで撮った写真!」
L「浴衣にうちわに綿菓子ですか、王道の愛らしさですね」 兎「いやあの、そういうコメントはいいってば」
L「······」 兎「どしたー?」
L「···坊ちゃまに気安く寄り添っとるこの若造は?」 兎「若造てw まぁこのとき高校生だったけど」
L「高校生の若造はどういったご関係の方で?」 兎「転校しちゃった同級生のお兄さん」 L「よく覚えてらっしゃいますね」
兎「吠えついてきた犬を追い払ってくれたり、転んですりむいたとこを舐めてくれたり、ずいぶん助けてくれたんだよ」
L「···なるほど坊ちゃまのやわ肌をこれ幸いと舐めた行為は完璧に犯罪ですね」 兎「ちょ、普通に親切心だろー!?」
L「はぁ···純真で人の心の裏というものをお疑いにならへん坊ちゃまにつけこむ輩がどれだけおることか」
兎「そっそぉいうのはわかんないけど、これはもう過ぎた話なワケだし」 L「時効なんてあると思うておいでですか」 兎「だから普通に親切!」
L「私がお仕えしましたのが坊ちゃまの小学校課程修了間近からでしたので」 兎「うん」
L「それ以前の坊ちゃまをお守りできんかったことに非常な遺憾を抱いております」 兎「な、なんかオーバーだよぉ」
L「旦那様から全幅の信頼をもって一切をお預かりしておりますこの純真無垢で比類なく愛らしい神の傑作たる坊ちゃまを全ての悪意および障害からお守りする崇高な使命を果たすという責務を立派に務めんがため」 兎「ご、ごめんよくわかんない、」
L「つまりは誰よりも私が坊ちゃまの一番おそばにおりますものを···」
兎「あれ?もしかして拗ねてる?」
L「坊ちゃまが私の存じ上げない思い出で微笑むと甚だ嫉妬にかられますね」 兎「えへへ、エルくんってばヤキモチだ~」
L「はい、私という者が坊ちゃまの記憶の全てに在って欲しいという、言うてみれば私の我儘」
兎「エルくん、何でもできてオトナでかっこいいのに何だか可愛いなーw」 L「そうでしょうか?」
兎「いいじゃん、思い出なんてこれからいくらでも作れるし」 L「坊ちゃま···」
兎「それこそあの、他の誰とも作れないよーな、その···ヒミツ、とか///」
L「それは、それはもちろん私に於いてこの上ない至福の優越です!」
兎「えーと、じゃあエルくんは?俺以外のほのぼの思い出は一切削除しちゃってんの?」 L「当然です」 兎「うそだぁ」
L「その空いたメモリに、要注意人物やあらゆる警護手段を日々新たにダウンロードしとりますので」 兎「···!」
L「坊ちゃまは何もお解りにならずとも、愛らしく平穏に日々をお過ごし下さればええのですよ」
兎「そ、そんなに俺に全力でいたら疲れちゃうんじゃない?」 L「これこそが私の生き甲斐でありますから」
兎「そうなの?だったら良いんだけど···」 L「人は愛によって豊かに生きとるのです」
兎「あは、それなら俺も豊かに生きてるよ!」 L「···キスしてええですか?」
兎「え、なななに急に、んんっ///」 ちゅぷ、ちゅむ···
L「ん··· たくさん、私たちだけのヒミツの思い出つくりましょうね」
兎「う、ん··· あのさ···」 L「はい」
兎「俺も、その、エルくんしか見えてないし別に何にも妬くことないからね?」
L「······っ」 兎「エルくん?」
L「坊ちゃま··· 私いま泣きそうです··」 兎「えぇ!?」 L「······、」
兎「ちょ、よしよしイイコイイコっ」 L「はい···」 END
完結っぽいかな?