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葉月
一作目
葉月
文豪ストレイドッグスで
葉月
わたしのアールです
葉月
夢主と新旧双黒が出てきます
葉月
どうぞ
〇〇
あのさ…
中島敦
どうかされましたか？
〇〇
四人に言いたいことがあるんだ
芥川龍之介
なんですか？
〇〇
わたし屋上で靴を
〇〇
脱ぎかけた時に
〇〇
三つ編みの先客に
〇〇
声をかけてしまった。
〇〇
「ねぇ、やめなよ」
中原中也
〇〇？
中原中也
何の話をしてんだ？
太宰治
わからないのかい？
太宰治
自殺だよ
太宰治
じ・さ・つ
中島敦
太宰さんならわかりますが
中島敦
何故、〇〇さんが？
芥川龍之介
識らぬ
芥川龍之介
〇〇さんに聞け
〇〇
口をついて出ただけ。
〇〇
ホントはどうでもよかった。
〇〇
先を越されるのがなんとなく癪だった。
中原中也
なんの先だよ
〇〇
三つ編みの子は、語る。
〇〇
どっかで聞いたようなこと
〇〇
「運命の人だった。
〇〇
どうしても愛されたかった」
中島敦
任務の時でしょうか…？
〇〇
ふざけんな！
〇〇
そんなことくらいで
太宰治
そんなことではないよ
〇〇
わたしの先を越そうだなんて！
〇〇
欲しいものが手に入らないなんて
〇〇
奪われたことすらないくせに！
芥川龍之介
〇〇さんは奪われたことがあるんですか？
〇〇
「話したら楽になった」って
〇〇
三つ編みの子は、消えてった。
中島敦
〇〇さんは何故今この話をしているんですか？
太宰治
うーん、何か引っかかるんだよね〜
中原中也
何がだよ
芥川龍之介
普通のLI〇Eですよ
〇〇
さぁ、今日こそはと靴を
〇〇
脱ぎかけたらそこに
〇〇
背の低い女の子
〇〇
また声をかけてしまった。
中原中也
またかよw
〇〇
背の低い子は、語る。
〇〇
クラスでの孤独を
〇〇
「無視されて、奪われて、
〇〇
居場所がないんだ」って
中島敦
(僕に似てる子だ)
〇〇
ふざけんな！
〇〇
そんなことくらいで
〇〇
わたしの先を越そうだなんて！
〇〇
それでも、
〇〇
うちでは愛されて
〇〇
あたたかいごはんもあるんでしょ？
芥川龍之介
〇〇さんにも温かいご飯、ありますよね
〇〇
「おなかがすいた」と泣いて
〇〇
背の低い子は、消えてった。
〇〇
そうやって、何人かに声をかけて
〇〇
追い返して
〇〇
わたし自身の痛みは誰にも言えないまま
太宰治
痛み…？
〇〇
初めて見つけたんだ。
〇〇
似たような悩みの子
中島敦
(〇〇さんにも居たんですね)
〇〇
何人目かに会ったんだ
〇〇
黄色いカーディガンの子
〇〇
「うちに帰るたびに、増え続ける痣を
〇〇
消し去ってしまうため
〇〇
ここに来たの」と言った。
中原中也
そいつ大丈夫か？
〇〇
口をついて出ただけ。
〇〇
ホントはどうでもよかった。
〇〇
思ってもいないこと
〇〇
でも、声をかけてしまった。
「ねぇ、やめてよ」
〇〇
ああ、どうしよう
〇〇
この子は止められない
〇〇
わたしには止める資格がない。
中島敦
資格ってなんですか？
〇〇
それでも、
〇〇
ここからは消えてよ。
〇〇
君を見ていると
〇〇
苦しいんだ。
中原中也
〇〇？大丈夫か？
〇〇
「じゃあ今日はやめておくよ」って
〇〇
目を伏せたまま消えてった。
太宰治
ﾊｯ
太宰治
〇〇ちゃん！早まらないで！
太宰治
今どこにいるんだい！？
中原中也
は？何言ってんだ？トチ狂ったか？
太宰治
ああもう！
太宰治
わからない？？
太宰治
今までの文脈と
太宰治
〇〇ちゃんの特徴を照らし合わせてみてよ！
太宰治
何で今まで気づかなかったんだろう
太宰治
わたしの馬鹿！
新旧双黒(−太宰)
(そういうことか！)
〇〇
今日こそは、誰もいない
中島敦
だめです！
〇〇
わたしひとりだけ
芥川龍之介
今向かっています
〇〇
誰にも邪魔されない
〇〇
邪魔してはくれない。
中原中也
いくらでも邪魔入れてやるよ！
〇〇
カーディガンは脱いで
〇〇
三つ編みをほどいて
〇〇
背の低いわたしは
今から飛びます。
葉月
夜ですよ！？
〇〇
カーディガンは脱いで
〇〇
三つ編みほどいて
〇〇
背の低いわたしは
〇〇
今から飛びます。
ｶﾞｼｯ
太宰治
間に…合った
〇〇
太宰、さん
〇〇
何で、ここにいるんですか
太宰治
はぁ…ほんっと鈍感！
〇〇
何の話ですか
〇〇
離s(((いやだよ
太宰治
もう、離さない
太宰治
織田作みたいに、勝手に居なくならないでよ
太宰治
大切なものを、もう、失いたくない
〇〇
自殺志願者が自殺志願者を止めないでくださいよ
ﾊﾞﾝｯ
新旧双黒(−太宰)
〇〇/さん！
〇〇
中也さん、敦くん、芥川くん
中原中也
お前、勝手にﾀﾋのうとしてんじゃねえよ…！
中原中也
お前らは、俺が56す！
中島敦
よかった…生きてた…
中島敦
もう、こんなこと…しないでください(T ^ T)
芥川龍之介
〇〇さん…ｺﾞﾎｯ
芥川龍之介
僕を置いていかないでください…
〇〇
うん、ごめんね
〇〇
でも…わたし、
〇〇
四人に言わなきゃいけないことがあるの
〇〇
怒らないでくれる？
新旧双黒
内容による/よります
〇〇
じゃあ、怒らないでね
〇〇
ドッキリ！大成功〜！
新旧双黒(−太宰)
は？/はい？
中原中也
どうゆうことだ？おい
中島敦
もう！絶対に！しないでください！
芥川龍之介
ホッ
〇〇
逃げろ〜
中原中也
待てや！
太宰治
中也、ストップ
中原中也
んだよ
太宰治
怒らないであげてよ
中原中也
は？
太宰治
多分今回、本気でﾀﾋのうとしてた
新旧双黒(−太宰)
！？
太宰治
異能を使っていなかったし、足に重りがついてた
太宰治
最初さ、〇〇ちゃん、
太宰治
言いたいことがあるって言ってたでしょ？
太宰治
多分、助けてって言いたかったんじゃないかな
新旧双黒(−太宰)
………
太宰治
まあ、私を差し置いて自殺しようとしてたのはダメだけどね！
新旧双黒(−太宰)
それこそ、どうでもいいわ/です！
葉月
どうでしたか？
葉月
普段の作品より長くなってしまいましたが
葉月
自分としてはまあまあ上手くできたんじゃないかと思います
葉月
それでは、ばいちゃ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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