3歳 春
アマンダ
ランス〜!
アマンダ
はやくこっちおいでよ〜
ランス
待ってよアマンダ!
ランス
そんなに急いで、
ランス
ころんでしまうよ!
アマンダ
ふふふっ
アマンダ
だいじょうぶ。
アマンダ
ランスがいるもの。
アマンダ
ランスがいればなにもこわくない!
12歳 夏
アマンダ
ランス‼︎
アマンダ
あなた私のプリンどこへやったの?!
ランス
お嬢様。
ランス
あのプリンなら食べてしまいました。
アマンダ
何故⁈
ランス
作ってから大分日が経っていたので。
ランス
それにしてもお嬢様、
ランス
プリンごときで騒ぐなんて、
ランス
3歳児ですか?
アマンダ
〜っ!
アマンダ
あなたねぇっ
アマンダ
そういうこと言うのやめなさいよ!
アマンダ
そんなんじゃ惚れた相手に振り向いてもらえないわよ!
ランス
振り向いてもらえなくて結構です。
ランス
私はもう、惚れた相手にこの気持ちを伝えるつもりはありませんので。
アマンダ
そう。。
16歳 秋
アマンダ
ランス、、
ランス
なんですか?
アマンダ
私、結婚が決まったの。
アマンダ
お父様に勝手に決められてしまって、、、
アマンダ
召使いや護衛には明日発表すると言っていたけど、
アマンダ
ランスには先に知っていて欲しくて、、
ランス
そうですか。
ランス
ご結婚、おめでとうございます。
アマンダ
反応、薄いわね、、
ランス
お嬢様が幸せになれるのなら、私は心から祝福します。
アマンダ
ランスは、私の事どう思っているの?
ランス
なにを言っているんですか?
アマンダ
思えばいつも私の話を聞いてもらってばかりで、
アマンダ
私はあなたの事を何一つ知らない。
ランス
、、、
ランス
12の時、、
ランス
ご主人様に話があると呼ばれました。
ランス
ご主人様は私に、
ランス
アマンダの気持ちは分かっているんだろう。
しかし、お前とあの子は住んでいる世界が違うんだ。
あの子の事は諦めろ
しかし、お前とあの子は住んでいる世界が違うんだ。
あの子の事は諦めろ
ランス
と言われました。
ランス
私は今まで現実から目を背け続けていたんだと痛感しました。
ランス
そして、私の気持ちは心の奥底にしまって置くことを決意致しました。
ランス
私は、お嬢様と、お嬢様の婚約者が幸せに暮らしていってくれるのなら本望です。
アマンダ
そんな、、
アマンダ
私、お父様を説得して来るわ。
ランス
おやめ下さい。
ランス
幸せを自ら手放すような真似、してはいけません。
アマンダ
でも、、
ランス
言ったでしょう。
ランス
私の気持ちは心の奥底にしまっておくと
ランス
お嬢様は私のことなど気にせず、幸せになってください。
結婚式当日 冬
アマンダ
どう?
アマンダ
このドレス、
アマンダ
似合っているでしょう。
ランス
、、そんなこと聞いて、どういうおつもりですか?
ランス
そういうことは婚約者さまに聞いてください。
アマンダ
好きでもない相手に似合っているなんて言われても気持ち悪いだけよ。
アマンダ
、、ねぇ
ランス
なんですか?
アマンダ
私をさらって逃げてくれない?
ランス
いきなり何を言うんですか?
ランス
冗談もほどほどにしてください
アマンダ
、、あなたはいつも自分本意よね。
アマンダ
自分の気持ちは心の奥底にしまっておくと言っていたけど、
アマンダ
私の気持ちはどうなるの?
アマンダ
私が幸せになればいいと言ったわ。
アマンダ
でも私はあなたとじゃなきゃ幸せにはなれない。
ランス
お嬢様、、
アマンダ
お願いよ。
アマンダ
私をさらって逃げて。
ランス
はぁ
ランス
負けたよ。そのしつこさには
ランス
お姫様、どこへ行きたいですか?
アマンダ
どこへでも。
アマンダ
どこか遠いところなら。
ランス
分かりました。
ランス
アマンダ。







