コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
カナタ
サヤ
カナタ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
付け込まれたおれがいうから 間違いない
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
カナタ
サヤ
サヤさんの勘の鋭さが エグい
カナタ
サヤ
カナタ
認めるわけには いかなーーーーーい!
サヤ
サヤ
カナタ
カナタ
サヤ
カナタ
まずいこと 聞いたのかな…
サヤ
カナタ
サヤ
おればっかり 聞かれるのは フェアじゃないだろ……
カナタ
サヤさんとの夕食は 本当に他愛もない話を 延々として
でも時間が過ぎるのは 早く感じた
カナタ
サヤ
カナタ
カナタ
サヤ
サヤ
なぜかお礼を言うのが 恥ずかしそうだった
そしておれは返却場所に 戻しに行った
もう少しで消灯時間
今日がおわる
何だかんだで 入院してるのに
バタバタしてた気がする
カナタ
明日は退院
…
サヤさんが また一人の生活になるのかと 思うと
少し気持ちが ザラザラした
カナタ
この微妙な感情を 抑えるように おれは眠りについた
もう 朝がきた
カナタ
時間はまだ朝の5時くらい
でも午前中に退院だから ある程度のものは まとめておかないと…
カナタ
この白い部屋と 強がってる女の子と
今日でお別れ
カナタ
カナタ
おれはなんとなく 病室から談話室に向かった
今日は天気がいい 晴れ渡る空をみて 頭の中は 空っぽになった
カナタ
なんとも おれらしくない
小中学校で 卒業の日
また友達とは会えるのに 何かひどく寂しくなる感覚に 似てた
そうこうしているうちに 時間はどんどん過ぎていき
サヤさんとあまり話ができないまま 母上の迎えが来る時間が 迫っていた
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
なんだか 素直な感じの言葉で ビックリした
カナタ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
彼女はヒカルのことを言っていた
でも何でそんなこと 言うんだろう?
サヤ
サヤ
カナタ
なんだか見透かされすぎて…
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
今そんなこと言われても 何も考えられない
別れることなんて
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
そりゃ気になるところで 止められたらよ!
サヤ
カナタ
サヤ
サヤ
カナタ
母上
母上…今の会話… どこから聞いてたんすか…
サヤ
カナタ
サヤ
カナタ
サヤ
軽くあしらわれてるけど サヤサンの顔は笑っていた
前の影がある感じと 違った
母上
カナタ
カナタ
サヤ
おれは彼女の手を半ば無理やり 握った
サヤ
カナタ
サヤ
力の弱い彼女の握手に おれは強めに握って 気持ちを込めた
カナタ
サヤ
こうしておれは 病室を後に 退院した
サヤ
サヤ
サヤ
看護師
看護師
サヤ
看護師
看護師
サヤ
看護師
サヤ
サヤ
看護師
サヤ
こうやってあなたの優しさに 触れていられれば それでいい
看護師
サヤ
看護師
年の離れた人と上手く行く そんな甘っちょろい夢なんて 抱かない
小さな幸せを 自分の中だけに しまっておく
それで じゅうぶん
サヤ
看護師
サヤ
カナタ
母上
カナタ
カナタ
母上
カナタ
懐かしい おれのうち! 部屋!
母上
カナタ
母上
カナタ
母上
おれが帰ったせいか 母上もこの上なく 機嫌がいい
母上
母上
カナタ
母上
母上
母上
カナタ
母上
おれはきっと 父上の人生に 革命を起こした!
母上
母上おれの部屋から出ていった
カナタ
おれの学校生活が再開する
次の日
朝
母上
母上
いつもの 久しぶりの この声
カナタ
母上
カナタ
母上
カナタ
朝食をとり 余裕の時間で 家を出た
なんか新しい気持ちだ
学校が見えてきた
でも何か みんながおれに珍しそうな 視線を送ってくる
あー副委員長だっけ? 刺されたってやつ
そうそう! 退院したんだね〜
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
直球過ぎて クソ照れる
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカルの顔が太陽より 眩しい
でもヒカルが明るくおれに接してくれて おれを見てくる視線は いつもの日常と 変わらないくらいになった
ヒカル ありがとう
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
かわいいかよ!
カナタ
ヒカル
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
カナタ
入院中の会長の態度が おれの頭を駆け巡り まくった
ケンシ
ケンシ
カナタ
何だか 余所余所しくて怖っ
ヒカル
ヒカル
カナタ
いつもの日常が 戻った気がする