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桃赤

キャリーケースと俺よりも大きなバックを持ってバス停にあるベンチに腰をかける スマホを取り出し電源を入れれば俺と彼のツーショットと時間が映し出されていた もう終わったんだ パスワードを解き設定から壁紙と書かれたところを押す そこから適当に俺の愛犬と愛猫の写真を選択し一旦ホーム画面に戻って写真を開いた 彼との写真、彼の写真、彼が加わった写真全てを選択し消去を押す 電源ボタンを押せすれば真っ黒になった画面 視界が滲んでポタっと黒くなった画面に一粒の滴が落ちた 画面には目に大きな涙を溜め、ひどい顔をしている俺 バスが止まる音に気づき急いで袖で拭って立ち上がった バスに乗って一番奥の窓際に座る バスの中は暖房が効いていてさっきまで外にいたからか冷え切った体が少し震え鼻を啜る バスが動き出す 窓に目を向ければ太陽に照らされ宝石のように輝く海が広がっている 自分の髪に手を伸ばし固定してあるピンをスッと何個か取り元から切られている髪を取り外すと座っていればもう底についてしまうぐらい伸びた長い髪 1束手にとり見つめる 『莉犬っていつも同じ髪型だな〜頻繁に髪切ってんの?』 『俺はギリギリ伸ばして切る派だからなぁ』 頭の中に彼の声を思い出す ウィッグってこと知ったらどう思うのかな 手で髪を梳く様に撫でる 背もたれに体重をかけて窓に頭を置く その時、私は目を見開いた だって此処には居る筈のない彼が居たから 彼は走って叫んでいた 「莉犬っ!!…っ好きだ!」 思わず窓に手をつけて開けてしまいそうになりグッと堪えた 「大好きだ!」そう叫んで足がもたれそうになっても一生懸命に走っていた 鼻の奥が熱く感じて下を向く 椅子の布部分に一つ、また一つとシミをつけていった 抑えていた声も我慢出来なくなって口に手を当てるが意味もなく嗚咽が飛び出る ピロンっと音が鳴り、緑のトークアプリからの通知が届く そこには4人のメッセージがあって 「勇気出して言おうよ!」 「黙ってたらそのままやで」 「わんわん恥ずかしくなんてないよ」 「莉犬君かまそ」 視界が滲む中乱暴に拭って自分は立ち上がった ~ end ~

嗚呼………駄作……

自分決めました

[11月 6日]から

毎日投稿

しやす

メモの方に投稿出来なかった期間一応ストーリー考えてたので何日か今みたいに1タップで内容が書かれてると思います

((。´・ω・)。´_ _))ペコリン

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今日誕生日やぁ

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