◯◯
ねぇ!このお祭り行きたい!!!
TaniYuuki
毎年やっててなかなか行けてないやつか!
◯◯
周りにバレちゃうの不安、、、?
TaniYuuki
いやいや、全然バレないよ。笑
一応ちゃんと隠しては行くけど。笑
一応ちゃんと隠しては行くけど。笑
◯◯
やったー!浴衣着ちゃおっかな🎵
TaniYuuki
え!見たい!
◯◯とは現地集合。 浴衣を実家に取りに行くついでに 着付けてもらうらしい。
◯◯
お待たせ〜!
TaniYuuki
おぉ〜!……っ。
◯◯
どうかな、似合ってる、?
TaniYuuki
めちゃくちゃ。可愛い。
ふわっと揺れた君の浴衣に 少しだけ恥ずかしくなった。
◯◯
あ、そう!さっきね。屋台のおじちゃんが線香花火くれたの!ちょっと屋台から外れた奥の方でやる??
TaniYuuki
線香花火…懐かしい
◯◯
どっちが長く持つか勝負しよ〜!笑
ふわっと咲いた線香花火は ぼんやり暖かい
◯◯
綺麗だね…
TaniYuuki
うん…。
そういって呟いた彼女の横顔は 線香花火よりも輝いていた。
TaniYuuki
ポロッ…あっ。
◯◯
えぇ!ゆうき早すぎるよ〜。笑
よしっ。私も頑張ろっ。
よしっ。私も頑張ろっ。
◯◯
やばい風が!
TaniYuuki
これで大丈夫。
手で彼女の線香花火を囲む。風に当たらないように、貴方の線香花火が、貴方のその輝きが、少しでも長く咲いていてほしいから。
TaniYuuki
これからもこんな風に隣で見守っていくね。
◯◯
…ありがとう。
もしも、貴方に突き刺さる何かで溢れてしまいそうになっても、 そっと寄り添ってあげる。