ガタンゴトン…
ふわり、と開けた窓から入ってくる風が頬を撫でる。
窓の外には、見慣れない景色が広がっていた。
普通じゃありえない、ドラゴンやペガサスが宙を舞っている。
今日から私は、魔法使い(の卵)の仲間入りだ。
ディア
こうなったのも、訳がある。
それは、1年前
中学三年生の、春の事─
まさかあんなにいきなりだったなんてね。
医者
医者
ディア
母
母
医者
ディア
ディア
ガレット
お姉ちゃんは
「植物病」にかかっていた。
進行が早すぎて、
止めることが出来なかった。
ディア
ディア
母
医者
ガレット
ディア
ディア
ガレット
ガレット
ガレット
ガレット
ディア
─それから毎日、
私は病室へと通った。
お姉ちゃんは、
「天才」と呼ばれるほど頭が良くて、
この前テレビの特集にもなっていた。
ガレット
ディア
ガレット
ガレット
ガレット
ディア
ガレット
そこで初めて、
この学校のことを知った。
ガレット
ガレット
ディア
ガレット
ディア
ディア
ガレット
そう言って人差し指を立てると、
指先に火が灯った。
ディア
ガレット
ディア
ガレット
ディア
その途端、私の指先に火が灯った。
ディア
ディア
ガレット
ガレット
ディア
ガレット
ガレット
ディア
ガレット
ガレット
ディア
ガレット
ディア
…その日の夕方、
お姉ちゃんは亡くなった。
─それから色々あってここにいる訳だけど…
ディア
ディア
ディア
大きな校舎が見えてきた。
─初めての授業の日。
ディア
ディア
─間もなくアヴニール魔法学校へ到着致します。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
では、行ってらっしゃい。
心無しか、アナウンスがお姉ちゃんの声に似ている気がする。
ディア
ディア
私は、新しい学校への第1歩を、
今、踏み出した。
……To be continued
コメント
7件
楽しみぃ!
楽しみだー!( *´꒳`* )
おぉ!楽しみ!!