水無月春
どうしたの?藤井くん
藤井
やまだ距離感近いの、誰にでもだから。
やまだくんに比べると少し
低い声で藤井くんは囁いた
水無月春
そ、そうなんだ笑
藤井
だからあんまり勘違いとか、
藤井
しない方がいいよ。
ふじいくんは、
まるで自分のものだから触れるな
とでも言うかのような
圧でにっこり笑った
水無月春
(なるほど〜……)
やまだ
たくみーー!!
お前何春ちゃんと喋ってんだよ!
お前何春ちゃんと喋ってんだよ!
藤井
うるせー!!やまだ!!
藤井
やまだには関係ない話だよ!!
水無月春
そうそう
やまだ君にはまだ早いよ笑
やまだ君にはまだ早いよ笑
やまだ
うわあ!!春ちゃんも
拓海みたいなこと言い始めた
拓海みたいなこと言い始めた
しばらくこのような談笑が続いた
やまだ
お
やまだ
ようやく他のやつらも来たな
新入生たちが1年1組の
教室に入ってくる頃には
私たち3人は
もう打ち解けていた
やまだ
みんな来るのおせえなぁ笑笑
水無月春
私達が来るの
早すぎただけでしょう笑笑
早すぎただけでしょう笑笑
藤井
水無月さんの言う通り
だよ
だよ
藤井
やまだ1番最初に教室に入るって聞かなかったんだから!笑笑
やまだ
えー〜!!!!だって一番最初って特別感あるじゃん!
やまだ
まあ、はるちゃんのせいで俺2番目だったけどね笑
水無月春
エヘヘヘヘ
水無月春
私が一番もらっちゃった
やまだ
あっ、でも