車内
千代
...
顔に傷がある男
…
短髪の男
…
ウルフカットの男
…
千代
(どうしよう…携帯置いてきちゃった)
千代
(手紙があるから探してもらえないかも)
千代
(どこへ連れてかれるんだろう)
千代
(二度と帰れないかもしれない、コロされるかもしれない)
千代
(家出なんかするんじゃなかった...)
ウルフカットの男
おい
千代
ビクッ…ハイ
ウルフカットの男
お前こんな時間になんで出歩いてたんだ
千代
ぁ…えと、その
顔に傷がある男
どーせ家出だろ
千代
…はい。少し疲れてしまって
短髪の男
家出少女ちゃんかぁ、悪い子だねぇ♡
千代
…あの、どこへ連れて行くのですか?
顔に傷がある男
あ?んなこと聞いてどーすんだ?
千代
…やっぱりなんでもないです
顔に傷がある男
聞いといてなんでもないはねぇだろ
短髪の男
まぁまぁ、それくらい答えてやってもいーじゃねぇか
顔に傷がある男
…チッ
ウルフカットの男
お前は梵天って組織を知ってるか?
千代
…はい。最近ニュースとかでよく見ます。確か、日本最大の犯罪組織って
ウルフカットの男
俺らはその幹部の者だ
千代
…⁉︎
短髪の男
君は俺らの仕事を見ちゃったからねぇ、その本部に連れてくってとこかな♡
千代
私…これからどうされるんですか?
顔に傷がある男
それは首領次第だ。俺らが決めることじゃねぇ
千代
そう…ですか
短髪の男
そーいえば、君名前なんていうの?
千代
…千代。島藍千代です
短髪の男
千代ちゃんかぁ、いい名前♡
灰谷蘭
俺灰谷蘭って言うんだ〜。蘭ちゃんって呼んでね♡
灰谷竜胆
俺は弟の竜胆だ
三途春千夜
…三途春千夜
千代
よろしく…お願いします…?
灰谷竜胆
…もうすぐ着くから降りる準備しとけよ
千代
…はい
三途春千夜
…俺が荷物持ってく
千代
え…ありがとうございます
灰谷蘭
春ちゃん優し〜♡
三途春千夜
うっせぇ
灰谷竜胆
…
ヒョイ
千代
えっ⁈
灰谷竜胆
目隠ししてるから歩けねぇだろ。俺が運ぶ
灰谷蘭
いいなぁ〜。竜胆俺も抱っこしたい♡
灰谷竜胆
兄貴やめろ落とす
三途春千夜
はよ行けやクソ谷ども!!
灰谷蘭
はいはい
灰谷竜胆
(こいつ軽過ぎないか?)






