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月が満ちる、その前に
第3話 噂になる距離
朝
ネクタイを整え、ブレザー羽織る。
机の上のスマホが震えた。
画面に表示された名前を見て、小さく息を吐く。
『おばさん』
月城 環(つきしろ たまき)
朔のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
朔のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
朔のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
通話を切る。
鞄を持って部屋を出る。
1階のリビングには、 朝ごはんのいい匂いとやわらかい光
環のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
環のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
母がクスッと笑う
環のお母さん
環のお母さん
そう言って、ラップに包まれたおにぎりと弁当を手渡してくる
月城 環(つきしろ たまき)
環のお母さん
月城 環(つきしろ たまき)
朔の部屋
環が部屋をノックしてからドアを開ける
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
布団を揺らす
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
環が布団をめくる
次の瞬間腕を掴まれた
月城 環(つきしろ たまき)
強く引かれ、体勢が崩れる。
ベッドに手をついたまま、朔を見下ろす
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
布団を引っ張る攻防が起きる
朔が逃げるように転がり、その勢いで環が覆いかぶさる
気づけば環が馬乗りになる
朔が下から見上げる。
一瞬、視線が絡む
朔の耳が赤くなる。
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
照れたように視線を逸らす
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
家を出るころには、朔が目が覚めていた。
並んで歩く。
信号待ちで人が押し寄せる
朔が自然に袖を掴む。
月城 環(つきしろ たまき)
やわらかく言う
氷川 朔 (ひかわ さく)
信号が青に変わる
教室に入る
自分の席に座ろうとした瞬間、 後ろから椅子を引かれる。
月城 環(つきしろ たまき)
気づけば朔が環の椅子に座り、そのまま手首を引かれる。
月城 環(つきしろ たまき)
強引に引き寄せられ、太ももの上に座らされる。
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
後ろから腕が回る。
優しく抱きしめられる
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
顔が肩に埋まる。
距離が近い
月城 環(つきしろ たまき)
みお (クラスメイト)
氷川 朔 (ひかわ さく)
そう言うと、さらに腕が締まる
完全に後ろから抱きしめられている
教室がざわつく
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
声が飛ぶ
朔は離れようとしない
月城 環(つきしろ たまき)
氷川 朔 (ひかわ さく)
月城 環(つきしろ たまき)
月城 環(つきしろ たまき)
月城 環(つきしろ たまき)
月城 環(つきしろ たまき)
月城 環(つきしろ たまき)