ツキシマ ケイ.
あの
ツキシマ ケイ.
野々崎さん
ノノザキ フユ.
?
ノノザキ フユ.
どーしたの
ツキシマ ケイ.
軽い突き指を
ノノザキ フユ.
ちょっとこっち来て
ノノザキ フユ.
どの指?
ツキシマ ケイ.
中指です
ノノザキ フユ.
りょうかい
ノノザキ フユ.
( ズイ
ツキシマ ケイ.
っ.../ /
ノノザキ フユ.
ごめんね
ノノザキ フユ.
手の匂い嗅ぎたいとかじゃないからね笑
ツキシマ ケイ.
分かってますよ
ノノザキ フユ.
今日コンタクトつけるの忘れててさ
ノノザキ フユ.
あんま見えないんだよね
ツキシマ ケイ.
つけてきたらいいじゃないですか
ノノザキ フユ.
でもみんな頑張ってるのに私だけ抜けるのは変じゃない?
ツキシマ ケイ.
はぁ、
ツキシマ ケイ.
そんなことないと思いますけど...
ノノザキ フユ.
テープ足りないな
ノノザキ フユ.
荷物のとこから取ってくるからちょっとまってて
ノノザキ フユ.
ダッシュで行ってくるから
ツキシマ ケイ.
はい、
ノノザキ フユ.
遅くなってごめんね
ツキシマ ケイ.
全然大丈夫なんですけど、
ツキシマ ケイ.
後ろの人たち誰ですか?
ノノザキ フユ.
わかんない、笑
ミヤ アツム.
やーかーら!
ミヤ アツム.
稲荷崎の宮侑と!!
ミヤ オサム.
宮治やて言うとるやん
ツキシマ ケイ.
やっぱり関西の人って怖いですねー
ツキシマ ケイ.
初対面の人にタメ語
ツキシマ ケイ.
しかも先輩に
ミヤ アツム.
は!?
ミヤ オサム.
先輩、?
ミヤ アツム.
3年生がこんなちっちゃいわけないやん!
ノノザキ フユ.
む
ミヤ アツム.
こんなんあかん!!/ / /
ミヤ オサム.
何照れとんねん
ノノザキ フユ.
あ、テーピング忘れてた
ノノザキ フユ.
ごめんね
ツキシマ ケイ.
いや、大丈夫です
ノノザキ フユ.
よし
ノノザキ フユ.
できた
ツキシマ ケイ.
ありがとうございます
ノノザキ フユ.
うん、頑張ってね
ツキシマ ケイ.
はい、
ミヤ アツム.
俺にも応援して!下さい!!
ノノザキ フユ.
頑張って、?
ミヤ アツム.
はい、っ!!
ミヤ オサム.
はよ行くで
ミヤ アツム.
わ、わかっとるわ!
ノノザキ フユ.
?
嵐のみたいに過ぎ去って行ったのは双子だったようで
2人とも同じ顔して見つめてきた。
仲が良いのか悪いのかわからない。
けど、2人とも子供らしいのはわかった。
ミヤ アツム.
あ゙ー!
ミヤ アツム.
名前聞かれへんかったぁ、
ミヤ オサム.
そんなことか
ミヤ アツム.
そんなことちゃうわ!
背が低いと言うと、頬を膨らませ不機嫌そうにする
大人っぽい雰囲気と共に子供らしい行動をとる
そんなあの子に俺は心を惹かれた。