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主人公(テンマ・レイ)
怯えるレイを前に、大きくのけぞり咆哮をあげる中型のドラゴン。
これが…例の魔物、、?
本能的に逃げ出したくなるような威圧感に少し怯む。
シャーク
回らない頭をフル回転させて考えるが、答えは分ってる。
シャーク
3ターンしか戦えないイベント戦で、その後同じ魔物が出てくることもない。 こんな状況でどうしろと、!?
シャーク
シャーク
バクバクとはやる心臓を抑えて、ゲーム中何度も世話になった魔法を思い浮かべる。
シャーク
突如周囲が真っ白な光に包まれる。
真っ白な視界の中、目の前に選択コマンドが音もなく現れた。
[VS対象 「ホワイトドラゴン(幼体)」] [対決するステータスを選んでください]
Versus meは、自分と相手のステータスを比べて、上回っている方に有利に働く魔法だ。 例えばHPやMPなんかはわかりやすい。俺の方が上なら、相手の最大値を削れるし、吸い取ることもできる。
有利な土俵を選んで、一方的に押し潰す。 そういうスキルだ。 その中で、俺が今ぶつけるべきは…
[レベル を 選択しました] [ホワイトドラゴン(幼体) Lv.59] VS [シャーク(魄ォ蜥檎伐莠ー縺ィ) Lv.?????????]
シャーク
レベルは、相手よりも高ければ相手が逃げ出し、無条件で戦闘に勝利することができる。 俺のこのバグってるレベルなら、なにかしらの影響はあるはずだ。
バチバチとステータス画面が火花を散らしながら視界が開けていく。
シャーク
シャーク
そう思い周囲を見渡すが………居ない。
ついさっきまで目の前にいたあのドラゴンがどこにも居ない。 後ろ姿も逃げた形跡もなにもかも見当たらない。 少しヘコんだ地面と木々だけが、それが居たことを証明していた。
主人公(テンマ・レイ)
呆然としていると後ろから声がかかった。
主人公(テンマ・レイ)
シャーク
主人公(テンマ・レイ)
主人公(テンマ・レイ)
やはりレイも逃げたところは見ていないらしい。 あの真っ白な光は周囲にも見えてんのか……?
シャーク
主人公(テンマ・レイ)
レイにも同じように見えていたらしい、まあそう上手くは行かないか。
シャーク
シャーク
嘘。 逃げた足音、羽ばたく音、何も聞こえなかった。足跡もなければ飛び去ったあとの風も無く、木々も揺れていない。 でも、こう言うしか無かった。
主人公(テンマ・レイ)
シャーク
何か言い訳しようと思ったその時、ガサガサと茂みを掻き分けてこちらへ向かってくる足音が聞こえてきた。 …もう、行かなければ。
シャーク
主人公(テンマ・レイ)
レイの制止を振り切り足音とは別方向に走り出す。
シャーク
足音が1人分しか聞こえなかったのはどうも引っかかるが、そこまで気にしてはいられない。
きりやんはまだしもBroooockに見つかれば、俺がレイになにかしたに違いないと決めつけられ責め立てられるのは目に見えている。
シャーク
一瞬視界がくらむ
魔力が尽きそうな感覚とは違う、もっと肉体的な疲労感が体を襲う。 この世界にダッシュの体力とか無かったはずなのに……そもそも走るとかそういう操作無えし。
シャーク
コメント
2件
新機能AIコメントの標的にされたみたいです💦スルーでお願いします……これこういう小説にも来るのまずくない?
うわっ、第15話すごかった…!「Versus me」の演出がカッコよすぎて鳥肌立ったよ。レベル表示が「?????????」ってなってるところ、めっちゃシャークの異質さ感じるし、本当に何者なんだろって気になる…。ドラゴンが消えた後の沈黙とか、シャークがレイに上手く説明できないもどかしさも伝わってきて切なかった。次どうなるのか気になる〜🌙