彼女は魔法だって使える

退院祝い会ももうすぐ終わりを迎えようとしていた

そう思っていると

明らかに酔っている人がこちらへ歩いてきた

どうやら保科副隊長にようがあるようだ

私は驚きのあまり耳を疑った

鳴海隊長は机にあった水を保科副隊長にかけた

ﾊﾞｼｬｯ

正直嫌な予感はしていた

保科副隊長が鳴海隊長に水をかけ返したのだ

ﾊﾞｼｬｯ

私は目の前で喧嘩してるはずなのに何も聞こえなかった

数分後、やっと2人が落ち着いた

そういって鳴海隊長は急に私を指差してきた

ﾋﾟﾀｯ

この時、私は初めて鳴海隊長と目があった

しかしすぐにそっぽをむかれてしまった

すると保科副隊長が急に私の方に腕を乗せてきた

私は鳴海隊長に煽られた

そう思いつつ私は鳴海隊長の構えていた手を握った

ﾊﾞﾝｯ

始まりと同時に一瞬で決着がついた

勝ったのは…

私だった

しばらくして鳴海隊長が声をかけてきた

鳴海隊長は自分の赤くなった手の甲を見ていった

そう言って手を触ろうとしたら

一瞬で引っこめてしまった

そう言って鳴海隊長は立ち上がった

そして去り際に

と呟いていて離れていった

この数分後に退院お祝い会？は終わった