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迷い込んだチキュウとボクたち

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迷い込んだチキュウとボクたち

2 - 1― プロローグ 〜チキュウ〜

♥

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2024年07月27日

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サツキ

…朝…

ろくに寝ていない、迎えるのがとても嫌な朝

大好きな鳥の声も鬱陶しく感じてしまう

サツキ

行かなきゃ…

朝7時 まだ誰もいない

外でカラスがないている

サツキ

カラスも1人なのかな

足音が聞こえてきた

サツキ

…お母さん?お父さん…?

正直、どっちであろうと結果は変わらない

また殴られ、蹴られ、外へ出かけに行くのだろう

あ゙ぁ…たく…あったまいてぇ…

この様子だと昨日は酒を飲んでいたのだろう

サツキ

おはようお父さん…

何回言ったらわかる…俺はお前のお父さんじゃねぇんだよ!

さっさと覚えやがれクソザルが!

お父さんと呼んだら毎回こう返される。

サツキ

ごめんなさい…

私は母が浮気をして作られた子

こんな在り来りな虐待家庭

とりあえず、謝っておけばいいとしか思わない。

おい

俺は外に出るから、お前は外出はすんなよ

サツキ

わかった

お父さんは虐待がバレたら怖いのか、外出を許さない

お母さんは昨日から帰ってこない。

きっと男と遊んでるのだろう

サツキ

朝から疲れるなぁ…

外出はダメだと言われたが、父は私のことなど見ていない

少しくらい、外に出てもバレない

サツキ

ここなら落ち着ける

この場所は丘の近くにあり、人もあまり来ない

今日は学校があるから、警察にうるさく言われるが、ここなら何も無い

大好きな花に、大好きな生き物

サツキ

この花畑みたいな世界がいいな

ねぇ、それ

ボクが叶えてあげようか?

サツキ

…え…?

その瞬間

サツキ

なに、ここ

さぁ!

賽は投げられた

迷い込んだチキュウとボクたち

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