私の幼なじみは、自分で髪が結えない。
だから、いつも私が髪を括る。
彼女と話しながら彼女の好きなポニーテールにする。
そういえば、どうしてポニーテールが好きなんだっけ
昔、初めて髪を括ってあげた時に聞いたことあったっけ
あの時はまだ私も自分の髪すらも結えなくて
そんな中結んだ彼女の髪はボサボサだった
慌ててやり直そうとしたけど君はそんな私を止めて
「このままがいい」
なんて、嬉しそうに言ったよね
その後会った男子に冷やかされたりしていたけれど、君は冷やかしにも気付かないくらい自慢して回ってたっけ
あの時は恥ずかしくて君を止めたけれど、嬉しかったなぁ
この間、最期に会った時も言ってたっけ
「また、ポニーテールにしてよ」
君の白い肌が白いベッドと合わさっていくようで少し怖かった
君が消えていってしまいそうで
だって、君の手は震えていたから
君の震える手とは反対に私の顔は赤かったんだろうな
だって、この顔は私しか知らない貴女の顔
そして私は魔法のクシを持ってこう唱える
「君が消えるその瞬間までポニーテールにしてあげる」
それと、もう1つ唱えたような…
あ、コレだ
「君が自分で髪を結えるようになったの知ってるよ」
あ、思い出したよポニーテールが好きな理由
私がポニーテール好きだったからだね
コメント
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あらすじにCafuneの意味?的なの書いてます