○○
眞理様にはお会いにならないのですか?
そう言う○○
愛梨紗
うん
愛梨紗
結局私のお願いは聞いてくれなかったのね
○○
これだけは譲れません
愛梨紗
そう
愛梨紗
何となくそういう展開になるって分かってた
愛梨紗
でも○○がしたいように生きて欲しいっていう願いは変わらないから
○○
分かってますよ
○○
今日は愛梨紗様のお父上の命日だから家に来たのですか?
愛梨紗
そうよ
愛梨紗
仏壇に行きたいけどお母さんとお姉ちゃんがいるから
○○
そこまでして眞理様にお会いになりたくないのですね
愛梨紗
ええ
愛梨紗
私は子供ができてちょっと心配だったんだ
○○
何でですか?
愛梨紗
その子を愛せるか
愛梨紗
お母さんのようにならないか
愛梨紗
心配だった
愛梨紗
でもね生まれて琴都を見た瞬間そんな心配は一瞬で消えた
愛梨紗
絶対にこの子を幸せにするって
○○
眞理様にお会いにならなくてもいいので黎斗様にはお会いになられてください
愛梨紗
お爺様に?
○○
はい余命1年だそうです。
愛梨紗
だって90歳だもんね
○○
はい
○○
そして後継問題が生じてしまいます
愛梨紗
お母さんが継げばいいでしょ?
首を振る
○○
眞理様もここ最近体調が優れないようで
○○
今すぐに後を継ぐことは出来ないかと
愛梨紗
お爺様の側近にやってもらえばいいじゃない
また首を振る
○○
黎斗様が愛梨紗様じゃないといけないと言っているのです。






