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テラーノベル(Teller Novel)

ガチャ

誰かが部屋から出てくる

悠穂

悠穂

その部屋で何をしてたの

悠穂

“悠斗”

悠斗

悠斗

知ってたのか

悠穂

親友舐めないでよ

悠斗

まあ知られてても関係はないな

悠斗

どうせ“知らないだろう?”

悠斗

俺が中で何をしているか

悠穂

知らないから聞いてるんじゃん

悠穂

ねぇ、教えてよ

悠穂

親友でしょ?

悠穂が少し悲しそうに懇願する

悠斗

いくら親友のお前でも無理だ

悠斗

これは、誰にも秘密にしなければならないこと

悠斗

親友だろうが、本体だろうが

悠穂

……馬鹿

悠穂は泣きながら去っていった。

悠斗

……言えるわけないんだよ

“澪彩と餘ツさんを殺す計画”だなんて

カチャ

悠斗

!!!

音がした瞬間、悠斗は誰かに首に腕を回されていた。

「ど〜いうことかな?」

風亜

悠斗

悠斗

ニート…!!

空気読め

風亜

澪彩と餘ツさんを殺す計画?

風亜

どういうことだ。

風亜

お前は行方不明事件に関係してるのか?

悠斗

……

悠斗

俺は行方不明事件には関係していない。

悠斗

それだけは事実だ

風亜

じゃあ澪彩と餘ツさんを殺す計画とはなんだ

風亜

態度によってはお前を殺す

悠斗

っ……

悠斗

思ったより楽しかったんだ

悠斗

この生活が

悠斗

でも、いつかは終わりが来る

悠斗

だから思ったんだ

悠斗

現実世界の本体を殺せば俺らは一生ここで暮らせるって

悠斗

俺はるいのと2人でその計画を進めていた。

悠斗

時々精神世界に行って偵察しながら…

風亜

……

風亜

お前の事情はわかった

風亜

気持ちは分かる。

風亜

この世界はすごく楽しいもんな

風亜

でも、始まりがあれば終わりが来る。

風亜

だから受け入れるしかないんだ

風亜

いつかやってくるこの世界の終わりを。

悠斗

っ……

悠斗

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

風亜

……

悠斗は子供のようにしばらく泣いていた。

悠穂

……

影で二人の会話を聞いていた悠穂も涙を流していた。

そして悠斗が泣き止んだ時

風亜

ところでさ、お前

風亜

2人の精神世界に行けんの?

悠斗

この世界の創設者舐めんなよ?

お前もチートか

風亜

るいの達が行方不明になったのは知ってるか?

悠斗

え、優雅さんとかは知ってたけどるいのもなのか…

おい協力者?

風亜

千里眼で見たところ、この町にはいないんだ。

風亜

となると考えられるのは…

悠斗

町の外(精神世界)……

風亜

あぁ、お前が教えてくれた通りだ

悠斗

なるほどな、状況は察した

悠斗

この部屋の先に精神世界への道がある

悠斗

行け

風亜

サンキュ

【合作作品】ー能力者達の戯言ー【作者:澪彩】

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