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濮は失恋をした。

あの大好きな夏の海で…

濮はあの日も海に来ていた。

海、砂浜、朝日、夕日、夜空…

全てが綺麗な場所だった。

この場所が大好きだった。

足だけ海に入るスタイルが毎日の日課。

今日もいつも通り足だけ海に入っていた。

…バシャ

ねぇ、冷たい!!!

想良

だって水かけたもーん

すぐ近くで女の子たちが遊んでいた。

うちの制服だろうか。

仕返ししてやる〜!!!

…バッシャーン

朝飛

…冷た

どうやら思いっきりしすぎたらしく、

濮にもかかった。

ごっごめんなさい!

濮は一目惚れしてしまった。

濮の気持ちは素直だった。

朝飛

好きです。

えっ?

あの、えっと…

ごめんなさい、彼氏いるんです。

濮はバスの中海を見て揺られながら思った

水がかかったあの時に戻って

「あの子に恋をしても無駄だ。」

と忠告がしたい。

鼻にはずっと

海の匂いが残っていた。

きみに逢う 以前のぼくに 遭いたくて

海へのバスに 揺られていたり

永田和宏

※完全オリジナル作品です。

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