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じゃあ、また

第1話 - じゃあ、また

2019年05月06日

#恋愛

#失恋

#中学生

#ほぼノンフィクション

uemiki

12月18日(月)

渡辺

じょうやぁぁぁあああ!!

城谷

え、何？

渡辺

お前によき情報があるぞぉぉおお

城谷

うん

城谷

で、何？

渡辺

まぁまぁ、落ち着きなさいな

城谷

あ、はい

渡辺

なんと、

城谷

うん

渡辺

な、なんと、、、

城谷

なんやねん？w

渡辺

お前の大好きな加藤ちゃんが、、

城谷

ん？

渡辺

城谷のこと好きだってよぉぉおお！！！

城谷

マジで言ってる？

渡辺

うん！

城谷

嘘じゃない？

渡辺

ここで嘘つく理由やろ？

城谷

これは夢よね？

渡辺

現実逃避してもいいけど損するだけよw

渡辺

試しに自分の頬をつねったら？

城谷

渡辺

(まぁ、フリーズするのも無理ないか)

渡辺

じゃあ、明日確認してみれば

渡辺

じゃあ、おやすみ

城谷

あ、ちょっと待って

渡辺

え、もう寝たいんやけど

城谷

ありがとうね

渡辺

あ、そんなこと

城谷

そんなことって...

城谷

じゃあ、また明日

渡辺

うん

渡辺

おやすみ

翌日

城谷

ふぁ〜

城谷

昨日眠れなくてやばいな

城谷

(あんなの聞いたら眠れるわけやろ！)

城谷

渡辺ー

渡辺

お、リア充じゃないですかー

城谷

茶化すなよ

城谷

で、確認の手紙を加藤に渡したいんやけど...

渡辺

はいはい、わかりました

渡辺

要は、恥ずかしくてこの事実を信じることの出来ない自分が直接加藤ちゃんに渡せないからこの手紙を私に渡せと、言いたいのかなー？

城谷

は、はい

城谷

(そんなに言っちゃう?!)

城谷

(図星でもここまで言われるとさすがに...)

渡辺

では、寛大な私がその手紙を渡して差し上げましょう

城谷

くっ、お、お願いします...

渡辺

はいはーい

数分後

渡辺

おーい、手紙渡して返事きたよ

城谷

ま、マジで？

渡辺

そりゃあ、ね

城谷

で、どれよ?!

渡辺

あ、はいこれ

城谷

ｺﾞｸﾘ...

加藤

(加藤です)

加藤

(突然伝言なんて、嫌やったかな？)

加藤

(私が好きになったのはさ、あんたと一緒にいたら楽しいかなーって)

加藤

(で、それが「好き」ってことかなって)

城谷

ｶｧｧｧ\\\

加藤

(これじゃダメなの？)

城谷

そんな...

加藤

(それでも「違う」って言って欲しいならそれでもいいよ)

城谷

(なんでこいつはこんなに上からなんだよ)

城谷

(まぁ、そういうところも好きなんやけどな\\\)

渡辺

で、どうするの？

城谷

ちょっと待って

城谷

(そうやって俺は手紙を急いで書いて渡辺に渡した)

城谷

これ、よろしく

渡辺

ん？

渡辺

これなんの手紙？

城谷

図書室で2人で話したいって

渡辺

うん

渡辺

分かった

昼休み図書室

城谷

(あぁ、遅刻せんように給食早く食べてちょっと気持ち悪い)

城谷

(来てくれるかなぁ？)

加藤

(ガラッ)

城谷

うぉっ！

城谷

(やっべ、変な声出た)

渡辺

失礼しまーす

城谷

(は？)

城谷

ちょっと、こっち来て

城谷

(俺は渡辺にそう言って廊下に出て話をした)

渡辺

で、何？

城谷

「で、何？」じゃねぇーよ

城谷

何考えてんだよ？

城谷

お前にも言ったよね？

城谷

俺は、「2人で」話をしたいの

城谷

なんで来るかな？

渡辺

だってさー

城谷

あ？

渡辺

私がついて行かんと図書室に行かんって言いよったけん仕方ないじゃん

城谷

はぁ〜？

渡辺

大丈夫って、遠くから見てるから

城谷

いや、何が大丈b

渡辺

じゃ！

城谷

(そうして渡辺は図書室の奥へとスラスラ行った)

城谷

えぇー

加藤

話は済んだ？

城谷

あ、うん一応やけど

加藤

で、何？

城谷

いや、その、えっと

城谷

(あーダメだ)

城谷

(昨日必死で考えてきた言葉が出てこない)

城谷

(やばい、頭が真っ白や)

加藤

で、何？

加藤

帰ってもいい？

城谷

いや、ちょっと待って

加藤

だから何?!

城谷

だから、そのさ

城谷

お前俺の事さ...

城谷

好きなんやろ？

加藤

んっ!

城谷

渡辺から伝言聞いたときは驚いたけどさ

城谷

とりあえず、昨日のはOKってことで

加藤

ちょっと待って、ホントに言ったの？

城谷

は？

加藤

ちょっとわたちゃん

城谷

(何がどういうことなんだぁー)

加藤

え、ホントに言っちゃったの？

渡辺

え、だって言ってもいいって

加藤

「言ってもいい」って言ってないと思うけど

渡辺

いや、だって私が言ってもいいって聞いたらどっちでもいいって言ったやん

加藤

いや、そうやけど...

渡辺

あ、ごめん城谷君、ちょっと勘違いしてたみたいで

城谷

...

城谷

(この一日から、俺の青春に亀裂が入ったのである)

12月21日(金)

城谷

(俺はあの日の図書室からの1件から、全く会話をしていなかった)

城谷

どうしてこんなことに...

城谷

(それに、今日は終業式)

城谷

(明日から冬休みになる)

城谷

(つまり、今日話をまとめない限り二人の仲はどうなるか考えたくもないような関係になってしまう)

城谷

どうにかしなくちゃ

そうして、城谷は帰りに気持ちを伝えようと加藤とはなそうとするのだが...

城谷

ねぇ、渡辺

城谷

加藤みなかった?!

渡辺

あぁ、加藤ちゃんゲームの友達とゲームするけんってさっき帰ったよ

城谷

マジかよ?!

城谷

じゃ、ありがとう

渡辺

うん...

城谷

(そうして急いで加藤を追うべく自転車を走らせたのだ)

城谷

(そこに、1人の女子の姿があった)

城谷

オイ！、加藤！

加藤

え、何？

城谷

あ、いや、その...

加藤

今、急いでんだけど

城谷

いや、ちょっと待っ..

加藤

はぁ〜、じゃあね

城谷

だから、俺は...

城谷

(気持ちを伝える前に彼女は走り去ってしまった)

城谷

(このまま彼女を追うべきなのだろうけど...)

そう考えるうちにもう、彼女は見えなくなってしまった

12月22日(土)

城谷

はぁ、終わった

渡辺

どうしたの？

城谷

いや、結局気持ちを伝えれずに終わってしまった...

渡辺

そっか...

渡辺

あの、これ言わないつもりだったんだけどさ

城谷

なに？

渡辺

加藤ちゃんの今の気持ちだよ

城谷

？！

渡辺

加藤ちゃん、信じてたんだってよ

渡辺

自分から話しかけてくれるのを

城谷

・・・

渡辺

だけど、なんのサインもなく1週間がすぎて気持ちが冷めたんだって

城谷

うそ、やろ、、

渡辺

もっと度胸があれば良かったのにね

これは、まだ悲劇の始まり

この物語は私の体験を元に作った失恋物語である

どうもご視聴、ありがとうございました

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