ゆな
このキーホルダー可愛いね!
自分
ふふ、ありがと!
ゆな
買ったの?
自分
ううん、貰ったの。
ゆな
誰に?
自分
玲於君....
ゆな
玲於君??
自分
そう、小さい頃に貰った、すごく大切なものなの。
ゆな
そうなんだ!
自分
うん...
自分
だけど、今どこにいるのかなぁ
それは10年前______
誰も、遊ぶ友達がいなくていつも1人だった私に唯一声を掛けてくれたのが玲於君だった。
玲於
ねぇねぇ、君何してるの?
自分
え?
まだ幼かった私たち。 実際話しかけてくれたことがとても嬉しかった。
自分
私、友達いなくて...
玲於
じゃあ、俺と友達になってよ!
自分
えっ...
玲於
ほ〜ら!
今だに手を繋いでくれたことことを覚えてる。
でも、そんな楽しかった日はすぐに終わってしまった。
家の都合で離れ離れになってしまった私たち。
寂しさを感じないように、このお揃いのキーホルダーをくれたんだ。
玲於
はい、これ
自分
えっ...?
玲於
離れてもずっと一緒ね!
自分
...うん!
自分
ありがとう!
それっきり合わなくなった。
ゆな
じゃあ〇〇と玲於君は幼馴染なんだね
自分
うん、会いたいんだ一度でいいから
自分
もう一度...
ゆな
会えたらいいのに
そんな思いは叶うわけない。 なんて思っていたのに....
先生
お前ら、席に座れ〜
みんな席に着いた
先生
今日は転入生を紹介します
先生
入っていいぞ
ドアを開け、入ってきたのは....